大人こそ持つべき?防犯ブザーの効果的な使い方や選ぶポイント

いまやランドセルとセットといっても過言ではないのが防犯ブザーですね。
子どもには常に持たせているという親御さんも多いでしょう。
でも大人こそ、持つべきアイテムでもあります。
今回は防犯ブザーの正しい使い方や、大人も持つべき理由などについて環境スペースが解説します。


■防犯ブザーの効果的な使い方とは

防犯ブザーは状況に応じて使い方が異なります。
シチュエーション別にみていきましょう。

・鳴らしてから投げるパターン

比較的人通りのある場所で身の危険を感じた場合は防犯ブザーを鳴らしたらそのまま投げる使い方ができます。
不審者に襲われたらすぐにブザーを鳴らし、自分が逃げる方向とは逆の向きに投げます。
不審者がブザーを止めている隙に近くの人に助けを求めたり、交番に駆け込んだりしましょう。

・鳴らしたまま持って逃げるパターン

人通りが少なく、すぐに助けが期待できないような場合はブザーを鳴らしたまま持って逃げましょう。
音が鳴り響くことで少し離れたところにいる人たちに気付いてもらえる可能性が高まります。
この状態で追いかけると捕まるかもしれない・・・と途中であきらめる不審者も多いです。


■大人も防犯ブザーを持つべき理由とは

防犯ブザーと聞くと子どもに持たせるもの、というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし大人が持っていても役に立つ便利なアイテムなんですよ。

・抑止効果が期待できる

子どもに防犯ブザーを持たせる場合、多くがランドセルのベルト部分に取り付けています。
すぐに鳴らせるからというのはもちろんですが、周りから見てすぐに防犯ブザーだとわかるという効果も。
「ブザーを鳴らされるかもしれない」と思わせることで防犯の役割を果たしてくれます。
大人が持つ際はバッグの持ち手部分など、すぐ目に付く場所に取り付けておきましょう。

・災害時に助けを呼べる

防犯ブザーは身の危険を周囲に知らせるものです。
不審者だけでなく、災害に遭った時にも効果を発揮しますよ。
室内やエレベーターなどに閉じ込められてしまった、ケガをして身動きが取れなくなってしまった、助けを呼びたいけど思うように声が出ない、といった時にブザーを鳴らせば自分の居場所を周囲に知らせることができます。


■防犯ブザーを選ぶポイントは?

では最後に防犯ブザーを選ぶポイントをみてみましょう。

・85デシベル以上の音が20分以上鳴る

防犯ブザーは大きな音で周囲に異常を知らせてくれます。
そのため、音量はとでも重要です。
おすすめは85デシベル以上。
これはすぐそばで救急車のサイレンが鳴っているくらいの音です。
かなり大きな音なのでにぎやかな通りでも気付いてもらいやすいですよ。
また、連続鳴動時間もチェックしておきましょう。
長くなり続けることで誤作動でないことを伝えられます。
少なくとも20分は鳴るものがいいですよ。

・ピンを抜くと音が鳴るタイプが安心

防犯ブザーにはヒモやピン、ボタン式などいくつか種類があります。
せっかくブザーを鳴らしてもすぐに止められてしまっては意味がありません。
ピンを抜くタイプなら、鳴らした本体を投げて、ピンを持って逃げることができます。
音を鳴りやませようとしても絶対に止めらないので安心ですね。

 


防犯ブザーは持っているだけで抑止効果になります。
災害時にも役立つので家族みんなで持つのもおすすめです。