声のしくみ

普段何気なく「声」を出していますが、声は人間の出せる音の一つです。
声はどうやって出ているのか、ご存知の方は少ないのではないかと思います。
今回環境スペースでは、声の出ている仕組みについてご紹介していきましょう。

「あー」と声を出しながら喉に触れてみると、喉が小さく震えていることが分かります。
この震えが声の元となっているのです。
喉には声帯という器官があり、声帯に息を通して振動させると音が出ます。
そして、その音を響かせることによって大きくなったり発音が変わったりすることで声になるのです。
しかし声帯が振動するだけでは、大きい音にはなりません。
声として口から出てくる間にある舌や唇の形、あごの開き具合いや鼻を通る空気などが組み合わさることで、出てきた空気の音が様々な声になり、音の大きさや発音も変化していきます。
口の中にある舌や出てくる唇の形まで、声に関わっていることがわかりますね。

声には高さもありますが、声の高さは男女で大きな差が見ることができます。
男性は女性より声が低いことがほとんどではないでしょうか。
男性は、声帯も音の通る道も女性より大きい構造となっており、色んな声の出し方ができることから女性よりも低い音が出せるのです。