絶対音感と相対音感

音楽の時や楽器を演奏するときに、「音感」という言葉を聞いたことはありませんか?
普段の生活の中で音楽を聴いたり何かの音がしたときには、その音が高い音なのか低い音なのかの違いくらいは誰もが分かることでしょう。
しかし、音感がいい人は、微妙に違う音についてもその違いを認識できる能力があります。
今回は、この音感について環境スペースがお話していきます。

■音感は2種類ある
音感には、「絶対音感」と「相対音感」があります。
音の認識の仕方は2種類あると言われていて、1つの音を聞いたときにその音が、ドレミファソラシドのどの音なのかを間違えずに答えることができるのが絶対音感になります。
ピアノの音で試してみれば、鍵盤を見ることなくその音がどの音程なのかを言い当てることができるのです。
これに対して、相対音感というのは2つの音を聞いてその音がどのくらい離れた音程なのかを答えることができる能力です。
最初に基準となる音を聞いたとに、別の音を聞いてその音程を認識できるのが相対音感になります。

絶対音感は子供の時に身につけよう
絶対音感は、大人になってしまっては身につけることが難しく、子どものときに訓練する必要があります。
しかも、幼少期と言われる4歳~5歳の間が最適な時期だと言われてるので、絶対音感を身につけたいのであれば、早めに訓練を始めるようにしましょう。
4~5歳頃は、聴力が発達する時期でもあるので、この時に音を認識して聞き分けるトレーニングをすることで、絶対音感を身につけることができるのです。
絶対音感のトレーニングと言っても、幼少期に音楽や楽器に触れる時間を多くすることが一般的です。
音楽教室などの通って、音楽や楽器に親しむ時間を設けるようにしましょう。

相対音感は大人になってからでも大丈夫
子どものときにしか身につけることのできない絶対音感に対して、相対音感は大人になってからでも訓練することで身につけることができます。
基本的に、誰にでも相対音感はあるので、その精度を高めるというトレーニングを行います。
まずはできるだけ楽器に触れる時間を持つことで徐々に相対音感が鍛えられるので、可能な限り毎日楽器を練習するのが効率よく鍛えるポイントとなります。
この時、しっかり調律された楽器を使用しましょう。
調律が合っていないと、間違った音程で音を認識してしまうので注意が必要です。

自宅で楽器を演奏するときには周囲への配慮はもちろんですが正しい音を聞くためにも防音性能の優れた防音室や音楽室などで環境を整えるもの環境スペースはおすすめします。