ノイズの種類とオーディオ機器のノイズの対策方法

ノイズとは、目当て以外の電流や電圧などの雑音のことを指します。
また、ノイズにはたくさんの種類があり、どんなノイズなのかによって対策方法が異なります。
そこで今回の記事では、オーディオ機器に発生するノイズの種類とその対策方法を環境スペースのスタッフが解説していきましょう。


■オーディオ機器に発生するノイズの種類

・ホワイトノイズ
全ての周波数への強さが一定になるのが、ホワイトノイズです。
全ての色を含んだ光を集めると白色に見えることから名付けられました。
グラフで周波数・強さの特性を示した時に、フラットな値になります。
アナログテレビですべての番組が終了した後に流れる砂嵐画面で発生していた「ザーッ」という雑音がホワイトノイズに近いです。

・ピンクノイズ
別名1/fノイズと呼ばれており、1オクターブごとに強さが一定となっているのが特徴です。
グラフで周波数・強さの特性を示した時に、周波数が高いほど右下がりのグラフになります。
周波数成分の色がピンクのため、ピンクノイズと名付けられました。

・レッドノイズ
1/f2ノイズとも呼ばれており、周波数に当てはめると赤い色をしているノイズです。
ピンクノイズより低い周波数域でパワーを持っていて、他のノイズよりも柔らかく聞こえるのが特徴です。


■オーディオ機器からノイズが発生する時の対策方法は?

それでは、オーディオ機器にノイズが発生した時には、どのように対策したら良いのでしょうか?
症状別に対策方法を紹介していきましょう。

 

①「ザー」と鳴る
ザーというノイズは、配線を間違えてつなげている時に発生しやすいです。
スピーカーケーブルを配線しなおしたり、電源にアースを追加したりして対策してください。

 

②「ガサガサ」と鳴る
ガサガサとしたノイズが発生している場合、スピーカーが故障している可能性が高いです。
スピーカーを修理するか、買い直しましょう。

 

③「ブォーン」と鳴る
低い周波数のノイズが発生している場合、ケーブルが接点不良が原因と考えられます。
ケーブルに断線がないかを確認し、電源を取る場所を他の場所に変更してみてください。

 

オーディオ機器を使用する時に、家庭用コンセントから電源を取ることが多いです。
その場合はどんなに性能の良いオーディオ機器であってもノイズが発生してしまうことがあるので、ノイズフィルターを活用するのがおすすめです。

 


ノイズには様々な種類があり、その種類によってノイズの対策方法が異なります。
機械からノイズが発生している時には、どのような特徴なのかをしっかりと聞いて対策方法を判断することを環境スペースは提案しますよ。