金属屋根は雨音が響く?雨音を軽減させるには?

近年、軽くて丈夫なことから住宅の屋根などにガルバリウム鋼板が使われるようになりました。
しかし、室内で快適に過ごしたいのであれば、屋根材選びも大切です。
ガルバリウム鋼板の欠点は、雨音が室内に伝わりやすく、耳障りに感じやすいこと。
そこで今回の記事では、環境スペースのスタッフが屋根の雨音対策について語りましょう。


■金属屋根の雨音を軽減するには?

近年普及しているガルバリウム鋼板は、金属でできているため、雨があたると音が振動して室内に雨音が響きやすい屋根材です。
豪雨の時には雨音が轟くため、不快に感じてしまうこともしばしば…。
また、静かな夜に雨が降っている時も雨音だけが響いて耳障りに感じてしまいます。
昔から使われているトタン屋根も金属製のため、さらに雨音が響きやすいものとなっています。
こういった金属屋根の雨音を防ぐためには、屋根材の裏側に遮音テープを貼ると、雨音が響くのを軽減させることができます。
また、断熱材入りの金属屋根を選ぶことで防音性能を高めることができるので、金属の屋根材を選ぶ時には参考にしてみてくださいね。
その他にも、制振材を裏打ちしたり、防音効果がある塗料で塗装工事をするのも1つの手です。
もし、それでも雨音が気になるようなら、カバー工事をする他ありません。
カバー工事とは、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる工事のことで、二重構造の屋根になるため、防音効果が格段に上がります。
余計なお金を後からかけないためにも、新築時に防音効果が高い屋根材を選ぶ・防音効果を高める工夫をするのが大切だと環境スペースは思います。

 

・粘土瓦
粘土瓦は防音性能が高い屋根材として有名です。
外部の騒音を防音させることができるので、騒音に敏感な方や静かに暮らしたい方は粘土瓦を屋根材に選ぶのも良いでしょう。

 

・スレート
化粧スレート屋根を新築時に選ぶ人も増えてきました。
スレート屋根も厚みがある屋根材のため、粘土瓦同様の遮音性があると言われています。
そのため、洋風な家で防音性能が高い屋根材にしたい時には、化粧スレートを選ぶのも環境スペースおすすめです。

 


使用する屋根材によって防音性能は異なります。
金属屋根はメリットが多く近年普及している屋根材ですが、防音性能は他の屋根材に劣るため、金属屋根を選ぶ時は断熱材と一体化しているものや次世代ガルバリウム鋼板を選ぶと良いでしょう。