怒る時の声によっては相手に伝わらない!?

人を怒る時、みなさんはどのような声を出しますか?
大きな声を出して怒鳴るという人もいれば、静かに諭すような声で怒るという人もいるでしょう。
怒る時の声によって、相手にあなたの気持ちが伝わらない場合があることを知っていましたか?
環境スペースでは音について学ぶことが多いのですが、その中で声について学ぶこともあります。
学んでいる中で環境スペースが知らなかったと感じたことについて、今回の記事は書いていこうと思います。


■感情と声色には関係がある

日本人は、他の国の人と比べてみると、声色によって相手の機嫌を見極めようとする傾向があります。
力強くて大きな声を聞くと怒っているように感じる人が多くなり、か細い声で話していれば悲しそうといったイメージを持つ人が多くなるのはそのためです。
普段とは違う話し方にしてしまうと、それだけで怒っていると勘違いされてしまうこともあるでしょう。
話をする時の声は感情に左右されることがほとんどですが、必ずしもそうとは言い切れません。
しかし、話している相手に勘違いされてしまう可能性もあるので、急に話し方や声色を変えるのはあまり良くないと言えるでしょう。


■男の子を怒る時は高い声じゃない方が良いの!?

子育てをしていると子どもを怒らなければいけないシーンに出くわすことがあります。
そんな時、甲高い声で怒ってしまうことが多いでしょう。
女の子であれば、それでもきちんと伝わることが多いです。
しかし男の子の場合は、低音は上手く聞き取れるのですが高音になると聞き取りにくいと感じてしまう傾向があります。
つまり、甲高い声で怒ったとしても、上手く使わっていない可能性があるのです。
男の子は、お母さんが「なんでそんなことするの!!危ないからやめてっていったよね?」と声を上げて怒ったとしても、「ママが何か言ってるなぁ」くらいにしか思わないそうです。
それを聞くと今まで怒っていたのは何だったのかと思う人もきっといるでしょう。
これは、子どもだけではなく同じ男性であるご主人にも同じことが言えます。
そのため、怒る時は甲高い声を出すのではなく、声を低めにしてみることを意識してみてください。


感情的になってしまうと、声色や声の大きさを調節するのは難しいものです。
しかし、いくら怒ってもそれが相手に伝わっていなければあなたが疲れてしまうだけです。
そうなることを防ぐためにも、声色によってどのような印象を抱くのか、声の聴こえ方にはどのような差があるのかといったことを理解しておくことが重要になります。