食事中に聴くだけ?クラシックはダイエットの強い味方

レストランやカフェなどでは、クラシックなどのBGMが流れていることが多いです。
お店の雰囲気も相まって落ち着いて楽しく食事ができますが、食欲と音楽には何か関係があるのでしょうか?
今回は食欲の秋に知っておきたい、音楽がもたらす食事効果について環境スペースが解説していきます。


■食べ過ぎを抑えてくれる

満腹中枢とは、口にした食べ物による血糖値の上昇に刺激されて食欲を調整する神経です。
食欲を抑える指令が脳に伝わることで、人は初めて満腹感を得られます。
血糖値の上昇を感知して満腹中枢が動き出すまでに15分ほどかかることから「早食いは太りやすい」と言われるようになりました。
人は無意識のうちに耳にした音楽のテンポに合わせて食事をすることが分かっており、早食い防止にはテンポの遅いクラシックなどが有効です。
食べるスピードが落ちれば、少ない食事量でも満腹中枢が刺激されるのでダイエットに効果的です。


■食欲を抑えるホルモンが分泌される

食事中のクラシックがもたらす効果はそれだけではありません。
クラシックを聴くと人の体は副交感神経が優位になるため、脳内にα波が分泌されリラックス状態に入ります。
この状態が続くとホルモンの一つである「βエンドルフィン」の分泌が始まります。
ダイエット中は食事量を調節するため、ストレスが溜まりやすいです。
「食べたい」「我慢しなきゃ」といった感情のせめぎ合いに疲れてしまい、ダイエットに失敗する人も少なくないでしょう。
しかしβエンドルフィンには、幸福感を得られ空腹を感じにくくなる作用があります。
ストレスを感じることなく食事量の調節ができるので、ダイエットに効果的です。


■自律神経が整い代謝が上がる

ダイエットによるストレスは自律神経が乱れる原因ともなります。
無理なダイエットをしていると突然、感情が乱れて暴飲暴食をしてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか?
クラシックには元々、自律神経のバランスを整える効果があるため、食事中に聴くことで感情の乱れを防いでくれます。
自律神経が整うことで血流が正常になり、エネルギー代謝がよくなります。
代謝が上がれば痩せやすい体へ変化しやすく、ダイエット効率もよくなるでしょう。

 


音楽を聴くと脳内物質が分泌されることはわかっていても、食欲との関係性を考えることはあまりないかもしれません。
緩やかなテンポのクラシックを聴きながら食事をすることで体にいい影響を与え、ダイエット効果も期待できます。
実りの季節とも言われる秋はつい食べ過ぎてしまいがちですが、音楽を味方につけて乗り切りましょう。