ヒットする音楽とは?時代が変わると売れる音楽も変わる!?

レーベルに所属していないアマチュアのバンドの楽曲が話題になったり、新人アーティストが初登場でいきなりトップの座に躍り出たりすることもある音楽業界は、チャンスがある一方、競争が激化していると言えるでしょう。
今回は環境スペースが、これからの時代にどんな音楽がヒットするのか調べてみました。


■ストリーミングサービスで変わる?

最近はCDを購入するのではなく、音楽配信サービスや動画配信サービスを利用して音楽を聴くという人が増えています。
月額料金を払って楽曲を聴くサブスク型の音楽サイトや、オンラインで楽曲を選んで聴くストリーミング再生のコンテンツ、ダウンロードして自分のi-podなどで聞く楽曲提供サイトがあり、特に若い人にはストリーミング再生が人気です。
CDと違うのは、多くの楽曲の中から気分によって次々と違うものを選ぶことができるという点で、今までの「このアーティストが好き」という人がいるだけではヒットできない時代になっているのかもしれません。


■中毒性がヒットのカギ!

これからの時代にヒットするのは、中毒性のあるメロディやダンスが用いられた楽曲でしょう。
中学生・高校生にもファンが多いK-popは、楽曲の中に印象的なメロディが何度も繰り返し使われていたり、ダンスも覚えやすく誰もが真似しやすいものがあったりします。
一度聴いただけで心に残り、自然に口ずさんでしまうこともあるでしょう。
すると
「もう一回聴きたい」
「あなたの歌っている歌って何?」
「お店で流れているこの曲って何?」
「私もこのダンスを踊ってみたい」
と次々に人々の興味を引き出します。
これが今話題の楽曲としてメディアにも取り上げられるようになり、ますますヒットしていくのです。


■イラストとのコラボが印象的!

最近「ボカロ」と言われるジャンルもヒットすることが多くなっています。
これはボーカルとアンドロイドを掛け合わせた造語「ボーカロイド」の略で、人間の声をデータ化して、パソコンの音楽ソフトに歌わせたもののです。
実在する人間が歌っているわけではないので、ボカロの楽曲のミュージックビデオにはイラストが使われていることが多く、その独特な雰囲気が人気となることもあります。
最近では実在する人間のアーティストの場合でも、ミュージックビデオにイラストを使ったり、実際の顔を見せずに似顔絵のみを公開したりするアーティストもいます。
今までのアーティスト本人、または有名タレントがミュージックビデオに出演するという常識が覆されたと言えるでしょう。

 

今までは曲や歌詞が万人に受け入れられるかどうかが人気を左右していました。
しかし、これからは多くの楽曲から見つけ出される「異物感」がヒットのカギとなるのではないかと環境スペースは思います。