鼻歌感覚で演奏できる楽器「カズー」の魅力とは

「今年は何か新しいものに挑戦したい」と思っている人におすすめしたいのが楽器です。
ちょっと疲れた時などに演奏すると、気分がリフレッシュできます。
今回は手軽に始められる楽器「カズー」について、環境スペースが解説しましょう。


■アフリカ生まれの楽器「カズー」とは?

マイナーな楽器は数多くありますが、手軽に始められて場所を取らないものがいいですよね。
そんな条件に合致して、なおかついざという時の飛び道具として役立ちそうなのが「カズー」です。
カズーとは、タンバリンや太鼓のように皮膜を張った楽器「膜名(まくめい)楽器」の一つで、手のひらサイズの笛です。
金属やプラスチックでできていることが多く、両端が吹き込み口と音の出口になっています。
カズーの特徴は真ん中に空いた穴。
そこにはポリプロピレンのフィルムが貼ってあり、吹くとフィルムが振動して音が出るという仕組みです。


■カズーはどうやって演奏する?

吹くと音が出ると言うだけなら他にも多くの楽器がありますが、カズーの最大の特徴はその演奏方法にあります。
カズーには、音階をつけるようなパーツなどはありません。
すべて歌声で調整し、演奏します。
吹きながら歌い、歌いながらメロディーを奏でます。
吹くと音が出る楽器は様々ありますが、大抵は音が出るまで相当な練習とコツの習得が求められます。
しかしカズーは、鼻歌レベルの歌声でも演奏が可能で、初心者でも挑戦しやすい・続けやすいと評判になりました。
「自分の歌声が聞こえるなんて恥ずかしい」と思うかもしれませんが、周囲にはきちんとした演奏に聞こえるので安心してくださいね。


■実は種類が豊富なカズー

両端が開いていて、真ん中にフィルムを貼る穴が開いていれば、カズーとして成立するため、実はデザインが豊富なのも特徴です。
太めのパイプのようなシンプルなデザインから、船や潜水艦を模したもの、パーツを加えてトランペットやトロンボーンに見立てたものなど、遊び心のあるデザインが数多くあります。
材質もブリキやアルミなどの金属や、プラスチック、木など様々で、付け替え用のパーツまでセットになっている場合もあります。
価格も数百円からと、楽器としてはかなりお手頃なので始めやすいですよ。


■どんな場面で活躍できる?

カズーの演奏に慣れてきたらぜひお披露目しましょう。
複数人でセッションしてもいいですし、パートごとに重ね録りしても楽しいですよ。
みんなでカラオケに行く時は忘れずに持って行きましょう。
カズーは基本の演奏方法さえ覚えてしまえば、即興できる楽器です。
タンバリンやマラカスなどの鳴り物以上にその場を盛り上げてくれますよ。


工夫次第でいろいろな演奏ができるアフリカ生まれのカズーは、これから始めるのにピッタリな楽器です。
楽器店はもちろん、ネットでも手軽に購入できるのでぜひチェックしてみてください。