エアコンの室外機がうるさくなってしまう原因と対策

厳しい暑さが続くこの季節は、室内で過ごしていても熱中症になるおそれがあります。
体調管理に役立つのがエアコンですが、見落としがちなのが室外機です。
エアコンの室外機から大きな音がしたり、異音がしたりする場合は、早めの対処が必要です。
そこで今回は、エアコンの室外機の仕組みや異音の原因などについて、環境スペースが解説しましょう。


■エアコンの室外機はなぜ音がする?

エアコンの室外機には、室内の熱を外に逃がす役割があります。
そのため、室外機の中には大きなファンがあり、稼働させるとモーターによって高速回転します。
「ブーン」「ゴォー」などの音は回転するモーターやファンによるものです。
他にも、室内の温度を調節するための冷媒ガスを循環させるコンプレッサーも内蔵されており、ある程度の音がするのは仕方がありません。


■エアコンの室外機がうるさくなってしまう原因とは

通常時よりも明らかに室外機がうるさく感じられる場合、考えられる原因は3つほどあります。
それぞれ詳しくみていきましょう。

・室外機の設置不良
エアコンを設置する際に、室外機がきちんと固定されていないケースです。
設置直後は問題なく稼働しても、徐々に歪んできて足場部分がグラついたり、壁に当たったりして音がしているのかもしれません。
室外機の設置状況を確認してみましょう。

・室外機が汚れている
設置不良でない場合に考えられるのが、ゴミの付着や汚れです。
落ち葉やホコリが詰まってしまい、そこにファンが当たることで音がするケースです。
また、室外機自体は問題なくても吸気口にゴミが溜まっていたり、周辺に物が置いてあったりすると空気の流れを遮ってしまい音が大きくなる場合もあります。
室外機周辺はなるべく物を置かず、こまめに掃除してあげましょう。

・パーツの経年劣化
設置状況や掃除をしても改善されない場合は、室外機のパーツが劣化してしまっているのかもしれません。
そうなると個人では解決のしようがないため、修理業者に見てもらうか、エアコン自体の買い替えを検討した方がいいでしょう。
エアコンは10年ほどで寿命を迎える家電です。
10年を超えて使用しているエアコンですと、修理用の交換パーツなどが手に入らないこともあるので注意が必要です。


室外機に何か異常がある場合、大きな音が出てしまいます。
放っておくと近隣からクレームが来るなど、騒音トラブルに発展するおそれもあるので注意が必要です。
もしも室外機の音が普段より大きいように感じる場合は、早めに対処することをおすすめします。