フードの袋をそっと開けたつもりでも察知されてしまい、しつこく催促されたり、電話の呼び出し音を異常に嫌がったり・・・ペットはなぜそんなに耳がいいのでしょうか？
今回は犬と猫の聴覚について環境スペースが解説します。
■犬や猫のペットが好きな音とは？
ペットとして人気の犬と猫ですが、その愛くるしい見た目とは裏腹に非常に身体能力が高い生き物です。
聴力に至っては犬は人間の4倍、猫は8倍もあるといわれています。
そんな超・聴力を持つ犬や猫はどんな音が好きなのでしょうか？
・フードの袋や缶を開ける音
犬も猫も大好きなのがフードの袋や缶を開ける音です。
どんなにぐっすり眠っていてもビニールのシャカシャカ音や缶詰を開ける音が聞こえると飛び起きてきて足元から離れない・・・という子も多いようです。
・おもちゃの音
ペット用のおもちゃはクッションや鈴が入っているものが多く、持つだけで音が鳴ります。
犬や猫たちはその音が大好きです。
単純におもちゃが好きだからという子もいるかもしれませんが、大抵は「飼い主が遊んでくれる」といううれしさも含んでいる場合が多いです。
・飼い主の声
ペットたちが一番信頼しているのが飼い主です。
呼びかけられればうれしくて駆けつけてしまうでしょう。
また、飼い主の話し声が聞こえると、自分が呼ばれているわけでなくても側に行ってしまうという子もいます。
■嫌いな音はある？
では逆に、犬や猫たちペットが嫌いな音や嫌がる音とはどんなものでしょうか？
・掃除機やドライヤーなどの家電音
犬や猫は人間の何倍もの聴覚を持っているため、家電の音がとてつもなく大きな騒音に聞こえてしまいます。
特に掃除機は音を出しながら動くので恐怖を感じる子も多いようです。
また、ドライヤーに関しては音だけでなくシャンプーという「嫌なこと」とセットで記憶してしまうため、パニックになってしまう子もいます。
・電話やインターフォン
電話やインターフォンに関しては、音そのものよりも「飼い主が自分から離れるきっかけ」であることを嫌がっているケースが多いです。
知らない人がテリトリーである家の中に入ってくることがストレスに感じるペットもいるので注意が必要です。
・聞き慣れない音
雷や車のクラクション、子どもの叫び声など、普段はしないようなイレギュラーな音もペットたちは嫌がります。
おどろいてパニックになってしまったり、恐怖心から攻撃的な態度に出てしまったりすることもあるので、様子がおかしいと感じたら音源から離すようにしてあげてください。
代表的なペットである犬と猫は、人間よりもはるかに優れた聴覚を持っています。
そのため、隠しごとができなかったり、何気ない音でもストレスになったりする場合があるので注意を払ってあげてくださいね。
