寝付きが悪い・・・そんな時は寝る前に音楽を聴いてみよう

リラックスしたい時、気分転換をしたい時などに音楽を聴くという人も多いでしょう。
音楽には特定の脳波を誘発する特性を持つものもあります。
寝付きが悪い、寝ても疲れが取れないという人は寝る前に音楽を聴いてみてください。
どんな効果があるのか、環境スペースが解説しましょう。


■寝る前に音楽を聴くとどんな効果がある?

寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚めるという人は、脳がリラックスできていないのかもしれません。
脳の状態は「脳波」によって判断できます。

◎α波:リラックスしている状態
◎β波:覚醒している状態

特定の条件が揃った音楽にはα波を誘発する効果があるとされ、寝つきがよくなると考えられています。


■寝る前に音楽を聴く際の注意点

せっかく効果の期待できる音楽であっても、聴き方によっては逆効果になってしまうことも。
寝る前に音楽を聴く際の注意点をみていきましょう。

・イヤホンを使うなら音量は小さめに
イヤホンを使って音楽を聴く場合は、音量に注意してください。
あまり大きな音だと耳の細胞がダメージを受けて起こる「イヤホン難聴」になってしまうおそれがあります。
イヤホン難聴は自覚症状が出にくいため、気付かぬうちに進行し、どんどん音量が上がってしまいます。

・タイマーやスリープ機能を活用しよう
寝る前の音楽はα波を誘発する効果が期待できるものの、睡眠中に聴くのは逆効果です。
脳に刺激を与え続けてしまい、リラックスできなくなります。
眠りに入るタイミングで止めるのが望ましいですが、そのまま寝てしまうという人も多いでしょう。
そんな時はタイマーやスリープ機能を使って音楽を止めてあげてください。


■どんな音楽を聴くと脳はリラックスする?

では、寝る前はどんな音楽を聴くといいのでしょうか?
脳がリラックスしやすいものをみていきます。

・自然音
雨音や川の流れ、鳥のさえずりといった自然音です。
自然音にはα波を誘発するヒーリング音楽として有名なので、よく聴くという人もいるでしょう。
他にも焚き火や木々がこすれる音、波や風鈴の音など、バリエーションが豊富なので自分好みの音を探してみてください。

・歌詞のない音楽
寝る前はお気に入りのアーティストの曲を聴きたいと思うかもしれません。
しかし歌詞があると内容を聞き取ろうとしたり、歌詞を追ってしまったりするため、脳が覚醒してしまいます。
寝る前は歌詞のない音楽を聴くといいでしょう。


イライラしやすい、ささいなミスをする、ちゃんと寝ているのに体がダルい、そんな時は睡眠の質がよくないのかもしれません。
寝る前に音楽を聴いて、脳をリラックスさせてあげると改善できるかもしれませんよ。