あれ?子どもの声がなんか変?「声変わり」ってどうして起こるの?

思春期の男性は、多くの人が「変声期」を迎えます。
これは、幼い頃の高い声から大人の男性の低い声に変わるタイミングのことです。
完全に大人の声に切り替わるまでは、声がかすれたり裏返ったりして恥ずかしい思いをすることもあります。
今回は環境スペースが、男性の声変わりについて解説しましょう。


■思春期になると声が変わる!?女性も声変わりするの?

日本人男性は、小学生高学年から中学生の時期に声変わりをすることが多いでしょう。
女性も成長するにつれて多少声が低くなりますが、男性の方が顕著です。
子どもの頃の高い声が出にくくなり、話し声が徐々に低くなっていきます。
身体に表れる声変わりのサインとしては、「喉仏(のどぼとけ)」がありますね。
男性は成長とともに、声帯の外側にある軟骨が表面に出てきます。
のどの表面を触ると、とがったような骨が触れるのを感じるでしょう。
喉仏が外に出ることで、声帯が太くなるため声が低くなります。
声変わりすると1オクターブくらい声が低くなるといわれており、人によっては子どもの頃と全く違う声質になることもあるでしょう。


■声が低くなって魅力アップ!?強くて大きい印象に

急に声が変わると、これまでの自分とは違うような気がして不安ですよね。
声変わりで悩み、あまり話さなくなるお子さんもいるそうです。
しかし、低い声は男性の魅力でもあります。
アメリカの大学で行われた研究によると、高い声の男性より低い声の男性の方が威厳があって頼りがいがある印象を持たれることがわかっています。
声変わりするメカニズムは解明されていませんが、他の動物のように一種の求愛行動のためではないかという説もあるそうです。
確かに、男性らしい低い声で囁かれた方がドキドキするかも・・・。
環境スペースはこの説が有力ではないかと思います。


■低い声も美しい♪イケボに声変わりするためには?

アニメの声優など、男性でも美しく魅力的な声を持つ人がいますよね。
高い声だけが美しいのではなく、低く重厚感のある声も素敵です。
声変わり時期は、声帯が成長する速度に声帯周りの筋肉が追いついていない状態だといわれています。
そのため声がこもったようになり、大きな声を出そうとすると声が裏返ったりかすれてしまったりするのです。
無理に声を出そうとすると、声帯が傷ついて声が枯れてしまいます。
できるだけ優しい声で話すようにすると、キレイな声に声変わりすることができますよ。
また、口を閉じた状態でメロディを口ずさむ「ハミング」も効果的です。
負担をかけずに声帯周りの筋肉が鍛えられるため、声変わりも早く完了するといわれています。
高音から低音を行ったり来たりするように、繰り返しハミングするのが環境スペースのおすすめです。


乾燥する季節は、のどにも負担になります。
声が枯れていると感じたら無理をせず、温めたり保湿したりしてケアしてくださいね。