音楽を聴いて自律神経を整えよう!リラクゼーションにおすすめの音楽

頭痛や腹痛、イライラや睡眠不足などは「自律神経の乱れ」が原因のひとつです。
現代人が感じる心身の不調は、リラックスすることにより改善できるものがほとんどだといわれています。
今回は環境スペースが、自律神経を整える効果があるとされている音楽について解説しましょう。

 

 

■音楽が自律神経を整える?

音は、耳だけでなく背骨も通ります。
高い音は頭の方へ、低い音は腰のあたりへ反響し、この違いが自律神経にも関係があるそうです。
自律神経は心身が活発な状態で優位になる「交感神経」と、リラックスしている状態で優位になる「副交感神経」によってバランスを保っています。
低い音が響く胸椎や腰椎からは交感神経が出ており、高い音が響く延髄(脳幹の一部)からは副交感神経が出ています。
このことから、低い音を聞けば交感神経を刺激し、高い音を聞けば副交感神経を刺激するのでは、と考えられているそうです。


■現代人は副交感神経を重視するべき

ストレスの多い現代人は、交感神経が優位になっていることが多いとされています。
仕事中はもちろん、家に帰ってからも戦闘モードから抜け出せない人が増えているでしょう。
核家族化や女性の社会進出により、一人ひとりの家事負担が大きくなっているのも原因の一つです。
一日のうち、リラックスする時間が圧倒的に足りない状態になっています。
交感神経が優位になったままだと、夜ベッドに入ってもなかなか寝付けなかったり、不安感や緊張状態が続いたりしてしまうでしょう。
また、副交感神経の働きが低下することにより、胃腸の調子が悪くなる、血圧が高くなる、冷え性になるなどの身体的な悪影響もあります。
交感神経と副交感神経は、それぞれ必要な時にスムーズに切り替わることが大切です。
現代人の場合は特に、副交感神経を高めるようなリラクゼーションが必要になるでしょう。


■副交感神経を刺激する音楽とは?

リラックスするために聴くなら、こんな音楽が環境スペースのおすすめです。

・高音域の明るいメロディー
ピアノやバイオリンなど、高い音がたくさん使われた明るい音楽がリラクゼーションになります。
クラシックのほか、童謡も良いですね。
難しく考えすぎず、好きな音楽や心地よいと感じる音楽を聴いてみましょう。

・1/fのゆらぎ
水の流れる音、波の音は「1/fのゆらぎ」があるといわれています。
人にとって心地よいリズムが繰り返されると、副交感神経に良い影響を与えるでしょう。
音楽の中に、自然の音が盛り込まれているものもおすすめです。

・ハーモニー
複数の音が重なって、和音を奏でている音楽がおすすめです。
単音よりもリラクゼーション効果が高くなるので、合唱・合奏曲を聴いてみましょう。

 

 

副交感神経を刺激する音楽は、1回20分程度、できれば1日に3回くらい聴くと良いそうです。
何もしないで音楽を聴く、ゆったりした時間を取り入れてみてはいかがでしょうか。