花火の「ヒュー」ってなんの音?
夏のイベントといえば夏祭りや花火大会ですね。
今年も全国各地で開催されており、予定がギッシリ!という人もいるでしょう。
今回はそんな花火にまつわる音について環境スペースが解説します。
■夏祭りを再開する自治体が多いけど・・・
コロナ対策として自粛していた夏祭りや花火大会も、2023年からは再開する自治体が多くなりました。
それでも完全に以前の状態に戻ったかというとそうでもありません。
お祭りを開催するとなると多くの人出が見込まれ、混雑が予想されます。
ピーク時のような勢いはなくなったといっても感染リスクが高まるため、万が一を考えて参加を見合わせる人も多かったのです。
また自粛期間が3年にも及んだため、人との距離感がマヒしてしまい、人混みが苦手になってしまったという人も。
そういったこともあり、自粛明け直後の夏祭りや花火大会は想定より人出が少ないところもありました。
しかし自粛明けから時間が経っている今年の夏は各地で盛況となる見込みだそうです。
■花火があがる際の「あの音」はなに?
お祭りに欠かせないものといえば花火ですね。
夜空に広がる大輪の花は多くの人を感動させてくれます。
その花火ですが、打ち上げの際に「ヒュー」と音がするのを聞いたことはありませんか?
花火を表す表現として「ヒュー・・・ドンッ」といったものもありますね。
この「ヒュー」は空気を切り裂く音だとか、花火が上昇する際のエンジン音だとかいわれることもありますが、実はこの音、花火に取り付けられた笛の音だったんです。
・花火に笛が取り付けられている?
この笛は花火専用の特別なものです。
筒のような形状をしており、中に笛薬と呼ばれる火薬が詰め込まれています。
着火すると火薬からガスが出て、そのガスが笛を鳴らす仕組みになっているそうです。
花火玉に取り付けて一緒に打ち上げられるので、花火の上昇とともに音が鳴るというわけ。
筒の中に詰められた火薬が減っていくと音も変化するため、違った音がしたように聞こえることもあるそうです。
・なぜ笛を取り付けるの?
「ヒュー」という音は専用の笛が鳴っている音でした。
ではなぜわざわざ笛を取り付けているのでしょうか?
それは花火の性質を考慮したため。
花火は音と光で構成されています。
光は音よりも速く伝わるため、同じタイミングで発してもズレてしまいます。
実際に花火を見ていると先に花火が開いて、後から「ドンッ」と音が鳴りますね。
音が鳴ってから空を見上げても花火はもう散ってしまっている・・・という事態になりやすいです。
花火を見逃さずに済むように笛が取り付けられるようになったそうですよ。
これから夏祭りや花火大会に行くという人はぜひ、「ヒュー」という音に着目してみてください。
上昇するごとに音が変わる様子がわかるかもしれません。