二胡って?中国の伝統楽器を弾いてみよう
中国の伝統的な楽曲には、「二胡」と呼ばれる弦楽器がよく使われています。
二胡は中国の雄大な自然、王朝の栄華や長い歴史で育まれてきたさまざまな物語を感じさせるような、哀愁をおびた美しい音色が特徴です。
今回は二胡とはどんな楽器なのか、二胡にまつわる豆知識などを環境スペースが解説しましょう。
■二胡はどんな楽器?
二胡は中国民族楽器の一つであり、もともとは遊牧民の伝統楽器でした。
古代中国では北・西地方の異民族を「胡」と呼び、2本の弦が張られていたことから「二胡」と名付けられました。
この弦は馬のしっぽの毛でできており、弦を弓でこすることで音を響かせます。
日本語読みでは「にこ」と言いますが、中国語では「Erhu(アルフー)」と発音します。
■二胡の歴史について
二胡の起源は、紀元前にインド周辺で生まれたラバーブ(レバーブ)と呼ばれる擦弦楽器だといわれています。
この楽器が東西に広まり、東南アジアや中国南部、琉球から日本へ伝わった伝わったものが二胡の原型となりました。
いっぽう西のヨーロッパに伝わったものは、ヴァイオリンの原型になったといわれています。
宋代(960~1279年頃)には現在のような楽器を立てて弾く形になりましたが、まだ「奚琴(けいきん)」という名前でした。
元代(1271~1368年頃)に入ると、初めて弦が2本となり「胡琴(こきん)」という名前で書物などに登場します。
清代(1644~1912年頃)からは大衆芸能などで広く使われるようになり、さまざまな形状が生まれました。
最も現在の二胡に近いのは、江南地方で発展した「南胡」が中国全土に広まったものだとされています。
これが後に、「二胡」と呼ばれるようになっていきました。
■材質で音色が違う!?二胡の人気モデルをご紹介
二胡に使われる木材には、主に「紅木」と「黒檀」の2種類があります。
紅木はセンダン科の広葉樹で、耐久性があり湿度に強いです。
音色は明るくはっきりしていて、重厚感には欠けるでしょう。
アップテンポな曲や、高い音がよく使われる曲に適しています。
導管が大きいため、響きが良いのが特徴です。
いっぽうカキノキ科の常緑高木である黒檀は、緻密な材質で重さがあります。
柔らかく深みのある音色、哀愁を感じ、心にしみわたるような豊かな響きが魅力です。
初心者には、紅木で作られた二胡が環境スペースのおすすめ。
スタンダードモデル「古月琴坊」なら、入門用として最適です。
ほかにも「老紅木」や「紫檀」などといった木材で作られている二胡もあります。
興味がある方は、ぜひ楽器店などで弾き比べてみてください。
二胡の響きは、日本人にもどこか懐かしさを感じさせるでしょう。
独特のゆらぎにはリラックス効果もあるので、心を落ち着かせたい時にもぴったりです。
趣味として始める人も多く、楽器店がレッスンを開催している場合もありますよ。