都市部で鹿が目撃されている?好む食べ物や鳴き声についても解説
鹿は本来、山の中で生活する動物です。
しかし近年では都市部で鹿が目撃されることが増えてきました。
鹿はどこから来たのでしょうか?
今回は都市部で目撃情報が相次ぐ鹿について、環境スペースが解説します。
■都市部で相次ぐ鹿の目撃
東京都内では板橋区や足立区、江東区などで鹿を目撃したとの情報が警視庁などに寄せられているそうです。
なぜ都市部で鹿が出没しているのでしょうか?
実際に捕獲された鹿を遺伝学的に調査したところ、関東山地で暮らす鹿と遺伝的に近いことがわかったそうです。
これにより考えられるのが「山から川へ降り、そのまま川を下って都市部まで流れ着いた」という説。
鹿はとても大人しい動物なので基本的に人を襲うことはありませんが、急に近づいたり近くで大きな音を立てたりするとパニックになって走り出す場合があり、危険です。
■鹿による食害被害も
山間部に近いエリアでは日常的に野生の鹿を見ることができます。
生息域が決まっているので必要以上に人間が暮らす地域には近づいてきませんが、なかには畑などに侵入して農作物を荒らされてしまう場合も。
野生の鹿の主食は木の葉や草で、一部を除いたほぼすべての植物を食べることができるといいます。
そのため、畑に植えてある野菜の苗や田植え後の稲なども食べてしまい、深刻な食害被害が出ている地域も少なくありません。
樹皮やドングリなども好んで食べるため、山間部の生態系に影響が出てしまうケースも。
対応としては鹿の苦手なもので畑や敷地を囲う方法が有効です。
鹿は強い音や光が苦手なので、青色のLEDを設置しておくと近づかなくなります。
超音波を発生させる害獣撃退器も効果が期待できます。
■鹿は複数の鳴き声を使い分けている
鹿は鳴き声でコミュニケーションをとる動物です。
「ピャッ」「キャン」といった甲高く短い鳴き声は周囲を警戒している、あるいは危険を察知しているときに上げるもの。
仲間に知らせるために繰り返し鳴きます。
「ゲゲゲ」「グググ」「ギアアア」などはオスのみの鳴き声です。
威嚇や発情の際に出る声だといわれているため、もしも聞こえてきた場合はその場から離れた方がいいでしょう。
近年、都市部でも度々目撃されるようになった鹿たちは、川の上流付近から流れ着いたという説が有力です。
しかしなぜ川を下ってくるのか、その理由はわかっていません。
突然走り出したり、大きな鳴き声を上げたりすることもあるので、もしも見かけてもむやみに近づかないようにしましょう。