突然お腹が鳴る・・・どうして?止める方法はある?

意外と周りに聞こえてしまっているのが「お腹の音」です。
慌てて止めようと思うとかえって大きな音が響いてしまうことも・・・。
今回はお腹の音が鳴るメカニズムや止める方法、空腹でないのにお腹が鳴る理由などについて環境スペースが解説します。

 

■お腹が鳴るのはなぜ?

空腹を感じるとお腹が鳴るのは胃が収縮する「空腹期収縮」が原因です。
これにより胃の内容物が胃液と混ざり、腸の方へと押し出されます。
この時、胃や腸に空気があると、狭い場所を通過する際に音が出ます。
「ぐー」「きゅるる」など、タイミングによって音の鳴り方が違うのは、胃の内容物や空気の量などが影響しているためです。
周囲にお腹が鳴ると恥ずかしい気持ちになってしまいますが、体が正常に機能している証拠ととらえてあげましょう。


■音を止める方法はある?

すぐ隣に人がいる時や、打ち合わせや会議で静まり返っている時にお腹の音が鳴ると聞こえてしまわないか気になりますよね。
手でさすったり、息を止めたりすると音が止まるなんて話もありますが、お腹が鳴るのは体の機能の一つである「空腹期収縮」が原因なので、意識して止めることはできません。
どうしても音を止めたい場合は、姿勢を変えるなどして体を動かしてみるといいでしょう。
姿勢が変わることで胃の内容物や空気が動き、音が小さくなったり、止まったりする可能性があります。

■お腹が鳴る原因はいろいろある

お腹が鳴るのは食事の前後であるのが一般的です。
ところが食事とはまったく関係ないところで音が鳴る場合も。


・下痢や便秘でガスが溜まっている

胃腸の空気と同様に、腸内にガスが溜まっているとお腹が鳴りやすい傾向があります。
腸の収縮を受けてガスが移動する際に音が出ます。
ガスの発生については食べ物の影響が一番大きいですが、下痢や便秘になりやすいなどの体質も関係します。

・生理や妊娠中

生理中は子宮が収縮を繰り返すため、胃腸が影響を受けてお腹が鳴る場合があります。
「お腹が鳴りやすい時とそうでない時がある」という人は整理が影響しているかもしれませんね。
また、妊娠中は腸の動きが鈍くなりやすくなるため、ガスが溜まりやすい状態になります。
溜まったガスが動くことでお腹が鳴るということもあるようです。

 


お腹が鳴ると周りの人に聞こえてしまわないか気になりますが、体の機能的にはむしろ鳴った方がいいとされています。
人と会う約束がある、会議中は控えたいなど、どうしても気になる場合は事前に飴やタブレットなどで空腹感を紛らわせておくといいですよ。