地元の人しか意味が分からない!?不思議な響きの方言

日本にはユニークなオノマトペ(擬音)が存在しますが、地方によって異なる方言も独特の面白さがありますね。
普段何気なく使っている表現も、県外の人が聞いたら「どういう意味!?」と驚くかも。
今回は、環境スペースが不思議な音の響きが楽しい方言をご紹介します。

 

■寒い地域でしか聞こえない音!?「がまわれ」

北海道の方言には、「木が凍って割れる音」を表現したものがあります。
例えば「昨夜は冷え込んだね」という話をする際、「ゆうべは”がまわれ”の音してたね」などと言うとか。
環境スペースが調べてみたところ、「われ」は「割れる」を意味するようですが、「がま」については分かりませんでした。
おそらく、木が割れた時の音や、大きくヒビが入った様子を表しているのではないでしょうか。
いずれにせよ、北海道の人が「がまわれ」と聞けば、すぐに木が凍って割れるほど寒いことをイメージするようです。


■何を想像する?「げぁーちま」

新潟県の方言に、ある生き物を表す「げぁーちま」という言葉があります。
さて、一体どんな生き物でしょうか。
実はこれ、オタマジャクシのことなのです。
「げぁ」は大きく口を広げ、「が」に近い発音で伸ばします。
オタマジャクシが成長するとカエルになりますが、田んぼに棲む大きな種類ならゲロゲロではなく「ガアガア」と聞こえてくるでしょう。
「ちま」が「小さい」の意味だとするなら、「ガアと鳴く前の小さいやつ」という由来からげぁーちまという不思議な方言ができたのかも…と環境スペースは想像してみました。


■怒っているのに可愛い!?「きゃっきゃがくる」

「きゃっきゃ」と聞けば、多くの人が女性や子どもが喜んだり騒いだりする明るい様子をイメージするでしょう。
しかし、香川県民が聞くとあまり良く思われないそうな。
香川の方言で「きゃっきゃがくる」というのは、「イライラする」という意味です。
楽し気な音の重なりですが、どうしてむしゃくしゃするような気持ちを表現する言葉として使われているのでしょうか。
環境スペースが調べてみると、徳島県阿波地方でも同じ方言が使われているようです。
「きゃっきゃ”する”」ではなく、「きゃっきゃ”くる”」というのは、怒りを覚えるという意味の「頭に来る」に由来しているのかもしれません。

 

 

他にもまだまだ面白い方言のある地域がたくさん見つかりそうですね。
音をイメージさせるオノマトペのような方言は、外国人の方にも喜んでもらえるかも!
日本独特の音の響き、可愛らしくユニークな方言があったらぜひ環境スペースにも教えてください。