その声、幻聴かも?「誰にも聞こえない声」がしてきたら

どこかから不快な音が聞こえてきて、その発生源を探したけど見つからない…
そんな経験はありませんか?
気のせいだと思う人もいれば、心霊現象かと不安に思う人もいるでしょう。
しかし、それは精神的なストレスや睡眠不足、薬の影響によるものかもしれません。
今回は、環境スペースが幻聴の原因と対処法について解説します。

 

■幻聴とは

音が発生する要因がないのにも関わらず、音や声が聞こえる体験のことをいいます。
重度のストレスを抱えている人や睡眠不足の人にも幻聴が起こる可能性があり、うつなどの精神疾患に発展するケースも多いです。
幻聴によって聞こえてくる声にはいくつかの種類があり、誰かに命令される、2~3人が会話しているのを聞くなど、人によって症状は異なります。

 

■幻聴の原因は?

生活習慣の乱れや薬の影響でも幻聴が起こることがありますが、特に関連が強いと考えられているのが統合失調症双極性障害うつ病です。
例えば統合失調症患者の場合、他の人には見えない何者かに命令され、それに従わないと大変な事態になるとの強迫観念にとらわれてしまうケースもあります。
命令を最優先にして食事・睡眠・入浴などがおろそかになったり、命令通りに行動できなかった自分を責めてしまったりする人も少なくありません。
睡眠不足や薬の乱用、強いストレスはあらゆる精神疾患の原因となるため、早期に治療を始めることが大切です。


■幻聴が聞こえてきたら?

どれだけ音の発生源を探しても見つけられない、他の人には聞こえない声が聞こえてきたと自覚した時は、幻聴である可能性を疑ってください。
日常生活や仕事に支障をきたしたり、人間関係に影響したりするケースも多いため、症状に気付いたらすぐにメンタルクリニックなどを受診しましょう。
専門医のアドバイスを受け、信頼できる家族や友人に打ち明けることも大切です。
幻聴によって他人が信じられなくなったり、偏見や差別に遭っているとの妄想に苦しんだりする方も多いです。
放置するとますます症状が強くなり、統合失調症に発展する恐れもあるので、できるだけ早めに対処することを環境スペースはおすすめします。

 

「キーン」という高い音や「ジリジリ」というセミの鳴き声のようなものが聞こえてきたのが幻聴の始まりだった、という人もいます。
耳鳴りと思う方も多いかもしれませんが、いずれにせよ放置すると危険です。
耳鼻科を受診して問題がなければ、メンタルクリニックなどの精神科にも受診することをご検討ください。