パスタをすするのはマナー違反!どうやったら上手に食べられる?

食文化の発展している日本では、様々な国の料理が手軽に楽しめますね。
でも食事の席でのマナーはどうでしょうか?
今回は、パスタを食べる際にやってしまいがちなマナー違反について環境スペースが解説します。


■日本人が食事の席でやってしまいがちなマナー違反とは?

広い世代に人気のイタリアンでは高確率でパスタが出ますが、マナー違反をしてしまっている人が多いようですよ。
どういったマナー違反なのかみてみましょう。

・パスタをすすって食べている

イタリアでは、パスタをすすって食べるのはマナー違反です。
しかし「麺類はすすって食べるもの」という文化が根付く日本では、ついついパスタをすすってしまいます。
確かにスパゲティのようなロングパスタは、うどんやソバのような麺類に見えますが、イタリア生まれの食材です。
日本の常識を当てはめるのは、妥当ではありません。

・スプーンを使って食べている

パスタは、フォークを使って食べるというのがイタリアでの正しいマナーです。
スプーンを使って食べるのは、まだフォークを上手に使えない子どもだけだとか・・・。
でも日本のお店でパスタを注文すると、フォークと一緒にスプーンが出されることもありますね。
実際にフォークとスプーンの両方を使って食べる人も多いです。
厳密に言えば、スプーンを使うのは好ましくはないものの、ここまで浸透してしまっているためにマナー違反とまではいえないというのが現状でしょう。


■正しいパスタの食べ方とは?

ではマナーに即したパスタの正しい食べ方とは、どういったものなのでしょうか?
細かくみていきましょう。

・フォークに一口分を巻き付ける

フォークを回し、一口分のパスタを巻き付けます。
目安としては、3~4本くらいです。
あまり多すぎると大きくなりすぎて一口では食べられなくなるので注意しましょう。
「ちょっと少ないかな?」と感じるくらいの量で充分ですよ。

・パスタは皿の端で巻く

パスタの真ん中でフォークを回してしまうと、全部の麺が巻き付いてしまいます。
これでは何度やっても上手くいきません。
フォークを回す時は、皿の端で行いましょう。
まず3~4本ほどすくい取り、そのまま皿の端へ移動させてから回すときれいに巻き取れますよ。


日本では、麺類はすすりながら音を立てて食べるという文化があります。
そのためパスタもすすって食べてしまいがちですが、これは明らかなマナー違反なので控えましょう。
皿の端で少量を取って巻けば、すすらずに一口で食べられますよ。