職場で起こりがちな騒音トラブルって?

騒音トラブルというとご近所などを想像しがちですが、実は職場でも起こりえます。
今回は職場で起こりやすい騒音について、環境スペースが解説しましょう。


■職場で不快に感じる音は?

オフィスなどの職場では、多くの人が仕事をしています。
それぞれの作業では音が出ることもありますね。
通常の作業音であれば気になりませんが、あまりにも大きかったり不快な音だったりすると業務に支障が出ることも・・・。
ではどんな音が不快に思われやすいのでしょうか?

・話し声が大きい

打ち合わせや電話などでやたらと大きな声を出すパターンです。
地声が大きい場合もありますが、すぐ近くで作業をする人がいる環境では声のトーンを抑えるのがマナー。
どうしても声が大きくなってしまうなら、移動するなどの配慮が必要です。
声の大きさそのものよりも、こういった配慮のなさに不快感を覚える人が多いのではないでしょうか。

・動作音が大きい

机の上に物を投げたり、乱暴にイスを引いたりと雑な行動による大きな動作音が、周囲に不快感を与えてしまうことも。
つい落としてしまったり、思いがけずぶつけてしまったりする場合とは明らかに違う大きな音と振動が、周囲の人の集中力の妨げになってしまいます。

・タイピング音が大きい

PC作業をする人に見られるのが、大きすぎるタイピング音でしょう。
バチバチと勢いよく打ち付けて、最後に仕上げと言わんばかりに思い切りエンターキー叩きつけるようなタイピングをする人も・・・。
仕事でPCを使う人は多いですし、ある程度の音であれば気にならないものですが、あまりにも大きな音は騒音ととらえられかねません。

・大きな音を立てて歩く

オフィスでの不快な音として意外と多く聞かれるのが足音です。
多くの人が出入りするようなところでも、足音が気になるという人が多いようですよ。
特に足の裏を床に叩きつけるような「バタバタ」「ドタドタ」という音や「ズルズル」「ズーズー」といった、かかとを引きずるような足音が不快感を与えやすいです。


■騒音主は「自分の騒音」に気付きにくい

オフィスで感じる不快な音には種類があるものの、騒音主は特定の人である場合が多いです。
しかしこんなに大きな音を立てていたら自分で気づきそうなものですが、なぜ不快な音を出し続けてしまうのでしょうか?
残念なことに騒音を出す人は、自身が大きな音を立てていることに気づきにくい傾向があります。
自分が出す音なので驚くことなどありませんし、集中力が削がれることもありません。
むしろ周囲が静かなので、快適とまで思っている場合も。
改善を望むのであれば、騒音の実態を知ってもらうしかないのが実情です。


いろいろな人が作業をするオフィスでは様々な音がします。
何気なくやっていることが周囲の人に不快感を与えてしまっているおそれも。
時々は自身の行動を立ち返ってチェックしてみるといいかもしれませんね。