まだまだ音について学習中な環境スペースです。
今回は、音の不思議であるトンネルやお風呂で音の響く理由について取り上げていこうと思います。
皆さんは、トンネルやお風呂で音が響く理由を知っていますか？
お風呂で歌を歌うと良い感じに響いて、綺麗な声に聞こえますよね。
それは、音の反射が関係しているのです。
音は空気中では直進しますが、何かの物体の表面に当たって進む方向が変わることを音の反射と言います。
この物体が固くなるほどよく反射すると言われており、特にお風呂やトンネルなどでは反射しやすい環境になっていることが分かります。
お風呂やトンネルのように周りが固く狭い場所だと、どんどん音が反射して跳ね返っていき、次々と耳に届いてきます。
その音はやがて弱くなり消えていきますが、新しい音と消えてしまいそうな音が響き合うことで、綺麗な音に聞こえるのです。
このような現象を残響とも言います。
残響は適度なものであると綺麗に聞こえるため、音楽界を開くようなホールや会場では適度な残響を残すような工夫がなされているのです。
音の反射は、適度であれば綺麗に聞こえてくれるのですね。
音楽ホールの壁や天井には、反射しやすい工夫が凝らされているので、もし気になった方は機会があれば音楽ホールの天井を眺めてみてはいかがでしょう？
もしくは、身近な学校などの音楽室の天井も、他の教室の天井とは異なっているので、見てみると楽しいですよ。
