学校のチャイムの音覚えていますか?
通っていた学校によって違いがあるかもしれませんが、多くの学校で使用されているのが、「キーンコーンカーンコーン・・・」とよく耳にするチャイムの音。
チャイムの音はなぜおの音程で、どうして学校で使用されるようになったのか知っている方は少ないかもしれませんね。
今回は、素朴な疑問ではありますが、学校のチャイムの音について環境スペースが調べてみました。
■昔は違う音だった
学校で、授業の開始や終了を知らせるチャイムの音ですが、昔は今のチャイム音ではありませんでした。
以前は、学校の職員が校舎内をベルを鳴らして歩き回っていたのですが、これでは時間に差が出てしまいます。
それに加えて、当時使用していたベルの音は、戦時中の警報音として使用された音と同じだったこともあり、ベルが鳴るたびに生徒や先生たちは、戦争を思い出すことになってしまい、ベルの音をやめてほしいと要望があったのです。
そんなことがきっかっけで、今のチャイム音が学校で多く使われるようになりました。
実際に、使われ始めたのは1950年代以降で、「ジリリリリ」という音を使用していた学校もありましたが」、音がうるさいとの苦情も多くあり、チャイムが普及しました。
■チャイムの音はどこから来たの?
学校で良く聞くチャイムの音楽ですが、元になっているは「ウェストミンスターの鐘」だと言われています。
大元は、イギリスにある「グレート・セント・メアリー教会」の鐘の音で、1790年頃の回収工事以降、「キーンコーンカーンコーン・・・」と聞きなれたメロディーが流れるようになりました。
また、この「ウェストミンスターの鐘」は、ロンドンにあるビッグ・ベンでも同じ曲が流れています。
■安らげるメロディー
学校のチャイム音を最初に導入したのが、大森第四中学校です。
当時使用していたベルの音には、いい印象がないことから生徒たちが安らげる音にしたいと取り入れました。
たまたまラジオから流れてきたビッグ・ベンの鐘の音に安らぎを感じたことで、チャイム音に取り入れたのです。
チャイム音を変えたことで、嫌な思いをすることなく学校生活を送ることができるようになりました。
普段、何がなく聞いている学校のチャイム音ですが、由来を調べてみると意外な事実がありました。
また、「ウェストミンスターの鐘」には英語の歌詞もついているんですよ。
メロディーだけだと思っていましたが、こちらも以外は発見でした。