蛍の光じゃない?閉店時間に流れるBGMの本当の曲名って?

スーパーやショッピングモールなどでは、閉店時間になるとBGMが流れますよね。
閉店BGMに使われているのは「蛍の光」だと認識している方も多いはず。
しかし、実はあのBGMは蛍の光ではありません。
今回の記事では、閉店の際に流れるBGMの本当の曲名を環境スペースが紹介します。


蛍の光じゃない?閉店時間に流れるBGMの本当の曲名って?

蛍の光」は、閉店の際に流れる曲として勘違いをされていますが、本当の曲名は、「別れのワルツ」です。
別れのワルツは、アメリカから日本に渡った曲で、「オールド・ラング・サイン」というスコットランドの民謡を4分の3拍子に編曲したものです。
映画「哀愁」のダンスシーンにて別れのワルツが流れ、その後に有線放送や店舗の閉店BGMなどで使用されるようになりました。

一方、蛍の光は、別れのワルツの原曲である、オールド・ラング・サインに日本語詞をつけたものです。
そのため、蛍の光のリズムも原曲と同じ、4分の4拍子となっています。

別れのワルツは、オールド・ラング・サインを4分の3拍子にしたもの、蛍の光は、オールド・ラング・サインに日本語の歌詞をつけたものと覚えると分かりやすいですよ。


■どうして「帰らなければ」という気持ちになるの?

多くの店舗では、閉店アナウンスをしなくても帰りを促せることから、別れのワルツを閉店BGMとして採用していますよね。
しかし、私達はなぜ、別れのワルツを聴くと「帰らなければ…」という気持ちになるのでしょうか?
それは、別れのワルツが閉店BGMとして定着していることが1つ目の理由です。
曲が流れ始めてから、5~10分ほどで閉店をするお店が多いため、体が条件反射的に覚えて行動するのです。
また、別れのワルツは3拍子で、日本ではあまり聞かないゆっくりとしたリズムのため、違和感を覚えてしまうことが2つ目の理由でしょう。
さらに、閉店BGMを蛍の光だと皆さんが勘違いしていることも要因です。
蛍の光は、別れを連想させるので、お店が閉まる時間だと思うことが3つ目の理由となっています。


店舗の閉店時間に流れる曲は、蛍の光ではなく、別れのワルツが正式な曲名です。
別れのワルツは、オールド・ラング・サインという曲を4分の3拍子にしたもの。
一方、蛍の光は、オールド・ラング・サインという曲に日本語の歌詞をつけたものです。
違いを理解するために、3つの曲を聞き比べてみることを環境スペースは提案しますよ。