エアコンから聞こえるポコポコ音は解消できる?

エアコンからポコポコと音が聞こえてきたことはありませんか?
一度気になるとうるさく感じるものです。
このポコポコ音、ちょっとしたことですぐに解消できますよ。
環境スペースが解説しましょう。


■エアコンがポコポコ鳴る原因は?

エアコンを稼働させるとポコポコと音が鳴ることがあります。
原因は室内外の気圧の差と住宅の気密性です。

◎気圧が高く、雨や雪が降っている
◎気密性の高い部屋でエアコンをつける
◎換気扇を回す

この3つの条件が重なると、室内外の気圧の差が大きくなります。
気密性の高い部屋では空気の通り道がなく、そんな状況で換気扇を回してしまうと室内の空気が一気に排出され、室内の気圧が下がります。
すると、外部とつながっているドレンホースから外の空気が逆流してしまい、ポコポコと音が鳴るわけです。
レンホースとは、エアコン内に発生した水滴を外部へ排出するためのホースで、本来であれば空気が逆流するようなことはありません。
条件が揃って室内外の気圧差が大きくなることで、突発的に発生すると考えるといいでしょう。


■どうしたらポコポコ音を解消できる?

ポコポコ音の原因は、室内外の気圧差です。
であれば、気圧差を解消すれば音は鳴りやみます。
すぐにできる解消法は2つ。

・換気口を開く

気圧差の解消には、外の空気を取り込むのが一番です。
室内にある換気口を開いて外気を取り込みましょう。
すぐにポコポコ音が鳴りやみますよ。

・窓を少し開ける

換気口の位置によっては、開けづらいこともありますね。
そんな時は、代わりに窓を少し開けてみてください。
空気の通り道ができれば十分なので、ほんの少しだけでOK!
換気口を開いた時と同様に、すぐに鳴りやんでくれます。


■根本的な解決方法は?

換気口や窓を開けるだけで解消するポコポコ音ですが、天候によっては難しい場合もありますね。
ほんの少しだけといっても外気が入ってくることに変わりはないので、エアコンの効率が下がることも。
エアコンのポコポコ音を根本的に解決するなら、ドレンホースに逆止弁を取り付けるのがおすすめです。
これは水滴の排出を妨げることなく、空気が逆流するのを防いでくれるアイテムで、「逆流防止弁」「消音バルブ」などとも呼ばれています。
自分で取り付けるのは難しいため、必ずエアコンの取り付け業者や家電量販店などに設置してもらいましょう。


エアコンからポコポコと音が聞こえてきたら、まずは換気口か窓を開けましょう。
放っておくとドレンホースに不具合が出てしまうこともあるので注意が必要です。