超低周波音の健康被害

最近、超低周波音の測定を依頼されることが増えています。
環境スペースには、防音や環境音対策に関する様々なご相談が寄せられます。
特に、超低周波音は耳では聞き取れないため、専門業者による測定が必要です。
今回は、超低周波音の健康被害についてご紹介しましょう。

低周波音は音の中で特に低い音です。
人間の耳は、低い音に対しては鈍感に出来ています。
そのため、一般的な音としては感知されないものの、超低周波音が原因と考えられる健康被害が問題化しているのです。

音に対する敏感さには個人差があり、超低周波音を感知する人もいます。
自宅では安眠できないが外泊先ではよく眠れる、家にいるとイライラするなどの症状が、実は超低周波音を浴び続けていることが原因という場合もあります。
また、慢性的な頭痛や耳鳴り、吐き気が続く、胸に圧迫感があるなどの生理的な影響を受ける人もいます。

近所で工事が始まったり、近隣の家に新しい住宅設備がついたり、地域に風力発電所などの新しい設備が完成したりというきっかけで、上記のような症状が出た場合は、超低周波音による影響の可能性も考えられます。
もし、気になる場合は測定をし、超低周波音の発生源を特定して適切な対策を行うことで健康被害を解消できます。
気になる場合は、ぜひ環境スペースにご相談下さい。