音を音で消す?マスキング現象

環境スペースが音について学んでいると、「マスキング現象」というものが気になりました。
皆さんの中でもマスキング現象を知っているという方は少ないでしょう。
マスキング現象は、音で音を消す現象のことを指しています。
街中に溢れている音の中でも、車の騒音やサイレン、歩行者用信号機の音など、人工的であまり心地良いとは言えない音が多く存在していますが、その不快な音を上手く消す対策を検討している町もあります。
その不快な音を別の音で消してしまうことを、マスキングと言うのです。
音を消すとはどのようなことだと感じますが、その音の周波数に近い音を出すことで、その効果が高まるとされています。
周波数というのは、Hzといい、音の高低を表しています。
これを利用することによって、街中で発生している車の騒音やサイレンなどの音も少しは静かに感じることができると言われています。
車の騒音は周波数で言うとおよそ1000Hzだとされていますが、木々の擦れる音も1000Hzくらいだとされていますので、風が強く木々が多い地域であれば、車による騒音が減少するのではないでしょうか。

周波数をうまく利用して、いずれ町だけでなく身近なお店や職場でも活用されないかと考えている環境スペースでした。