音を決める三大要素って?

音には、その音を決める三大要素があることはご存知ですか?
音の三大要素と呼ばれているのは、「音の大きさ」「音の高さ」「音色」の3つです。
音の大きさや高さは、何となくわかっている方も多いと思いますので、音色について取り上げてみましょう。

音には、一般的に周波数スペクトルの違いや波形の違いが存在し、音によってその周波数スペクトルや波形はそれぞれ異なっており、またそれが色々な強さで混ざり合っています。
このことから、音は一つの音と思っていても、実は多くの音が複雑に混ざり合っていることがわかりますね。
楽器の音色に例えてみると分かりやすくなるかもしれません。
楽器の出す音は、倍音という基本となる音の周波数の倍の周波数を持つ音から音色が決まっており、その倍音が多いほど響きが豊かに聞こえるのです。
例えば、ヴァイオリンなどの弦楽器は倍音が豊富で高音域でも良く響いてくれますが、フルートなどは倍音が少なめとなっていて響きにくく感じます。

また、音の立ち上がりや減衰も音色に大きな影響を与えています。
オルガンなどは立ち上がりがゆったりとしていますが、ヴァイオリンは立ち上がりも鋭いです。
そして、打楽器は減衰するのに対し、弦楽器は減衰しません。

これらが複雑に絡み合うことで音色が決まってくるのです。
環境スペースでも音について学んでいますが、学んでいくにつれ難しく奥深い世界だと感じています。