ノイズキャンセリングとは

特に新幹線や飛行機と言った長い移動で音楽を聴く人はたくさんいます。
しかし、音楽を聴くとき周りの雑音が気になっていしまうなんてこともありますよね。
音量を上げると音漏れが気になりますし、何より耳に大きな負担がかかってしまいます。
そんな中、近年は周りの雑音を消すことができるヘッドホンやイヤホンが次々と誕生しています。
雑音だけを消すことができる機能を「ノイズキャンセリング」と言います。
雑音だけを消すなんてできるのかと思う方もいると思いますが、ノイズキャンセリング機能を使えば、今まで気になっていた音を最小に抑えながら音楽をよりはっきりと聞き取ることができます。
今回は環境スペースが、ノイズキャンセリングで雑音が消える理由を簡単にご紹介していきます。


■音が消える原理とは?

ノイズキャンセリングについて紹介する前に、まずは音の原理から紹介します。
音は、音波と呼ばれる目には見えない波によって生まれます。
この波の高さや大きさにより、音の高さと大きさが決まるのです。
音を消すためには、発せられている音の波と正反対の波をぶつける事で消滅します。
もっと簡単に言うと「プラス1+マイナス1=0」と全く同じ原理だということです。

それでは、何故ヘッドホンで新幹線や飛行機から出る大きな音を消すことができるのでしょうか。
それは、ヘッドホン内部にある小さなマイクが外の雑音を拾い、音楽から雑音を取り除き私たちの耳へと音を送るからです。
近年では、その性能もどんどん上がっており、外の音はほぼ聞こえない状態にまで進化を遂げてきました。
仕事や旅行の移動の際に音楽を聴くと言う人は、ノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンやイヤホンがおすすめです。


■日常でもノイズキャンセリングは利用されている

ノイズキャンセリングは、現在様々な場面で利用されています。
音の響くダクトにもノイズキャンセリングを利用したものが増えており、近所トラブルの原因にもなり得る騒音を最小限に抑えることができるのです。
現在は開発中とされていますが、今後は電車の車内や自家用車にも、外からの騒音を打ち消すノイズキャンセリングを搭載したものが増加するという話もあります。
近い将来は、車内にエンジン音や騒音が響かず、快適な空間が生まれるのではと期待の声も高まっています。
また、現在はノイズキャンセリングを利用した耳栓も存在するので、騒音が気になる方は是非購入して試してみてください。