絶対音感の難しい話

音と言えば、「絶対音感」を思い浮かべる方も多いでしょう。
例えば、電話の着信音が鳴った際にもすぐさまその音を答えられたりしますよね。
このように絶対音感は、他の音と比較することなく、その音の高さを音楽的音高名で言い当てることができる凄い能力です。
この絶対音感は、賛否両論ありますが絶対的に必要な能力ではありませんが、音楽をしている方であれば欲しい能力でしょう。
環境スペースでも絶対音感が欲しいとは思いますが、音楽をしていないのであっても役に立てそうにありませんね。

音楽的には、絶対音感の他に「相対音感」というものがあります。
音楽を作っているメロディは、絶対的な音の高さではなく、相対的な音の高さとなっています。
そのためメロディは、前後の音の変化の連続からなっており、絶対的な音でなくても良いのです。
例えば、「ソ」の音でもト長調であれば「主音」となり、ハ長調であれば「属音」となります。
同じ「ソ」でも周りの音とその関係によって、音楽的正確が全く異なってくるので、「ソ」だから「ソ」という捉え方は音楽的ではないという考え方になりますね。

絶対音感相対音感、どちらも身についた方が良いと思いますが、この2つは本来矛盾するような考え方となっているため難しいでしょう。
ある実験結果では、絶対音感がある人が優れた相対音感を持っているのではというような結果が出ています。
単純に絶対音感と使っていましたが、想像以上に難しい話だと環境スペースでは感じました。