玄関チャイムが怖い?増えつつあるインターフォン恐怖症とは

来客の予定もないのに突然、ピンポーン!
玄関のインターフォンが鳴るととても驚いてしまい、つい居留守を使ってしまう…そんな経験がある人もいるのではないでしょうか?
近ごろは物騒な事件も多く、アポなしの来客には対応しないと決めている人も多いです。
一人暮らしをしている人ならなおのこと、用心に越したことはありません。
しかし中には、インターフォンの音そのものに恐怖を抱く人もいるようです。
今回は「インターフォン恐怖症」について、環境スペースが解説しましょう。


■増えつつある「インターフォン恐怖症」

便利になった現代では宅配便ですら事前に配達予定日時を知らせてくるため、人はいつの間にか“事前にアポを取る来訪”に慣れてしまいました。
そのため、何の心づもりもない状態で突然鳴らされるインターフォンはことさら大きな音に感じられ、恐怖すら覚えてしまう「インターフォン恐怖症」が増えてきているのです。


■電話に出るのも怖い?

実は、インターフォン恐怖症にはもう一つの特徴があります。
それは「電話に出るのが怖い」というものです。
自宅の電話はもちろん、職場にかかってくる電話を取るのが怖いという新入社員が多く、一時期問題にもなりました。
“相手が特定できない状態で対応しなければならない”状況が怖い、というのがインターフォン恐怖症の主な症状のようです。


スマホの普及が原因?

まだ携帯電話がなかった時代は、突然のインターフォンも電話も当たり前でした。
むしろ、子どものころは鳴ると我先にと応対していたほどです。
しかし時代が変わり、インターネットが普及すると、子どもでもスマホを持つようになります。
自然とコミュニケーション方法もメッセージのやり取りが主流となり、“会う約束をする電話”のアポを取るやり取りをする、といった何段にも構えた付き合い方が当たり前になってしまいました。
そんな中で突然インターフォンが鳴れば恐怖を覚えるのは仕方のないことといえるでしょう。


とはいえ、ビジネスの場では突然の来客や電話にきちんと対応できなければ会社の信用にも関わります。
不安に感じるようであれば応対マニュアルなどを作ってみるといいでしょう。
知識を得ることで不安が薄れる場合もあります。
ビジネスマナーなどの書籍やサイトを調べてもいいですし、上司や先輩に協力してもらってもいいでしょう。
マニュアルを確認しながら応対を続けることで成功体験を積み重ねていけば、自然と苦手意識も克服できます。