個性が出る?赤ちゃんが好きな音

まだ言葉を話せない赤ちゃんは、泣くことで意思表示を行います。
「お腹空いた」「おむつ替えて」「抱っこして」などの要求がある時もあれば、眠たくてぐずっているだけの時もあります。
なかなか寝付いてくれずにグッタリしてしまうお母さんも多いでしょう。
そこで今回は赤ちゃんが好む音について環境スペースが解説します。


■赤ちゃんはどんな音が好き?

赤ちゃんが好きな音としてよく耳にするのが、

◎水が流れる音
◎掃除機の音
◎ラジオのノイズ音
◎ドライヤーの音

といった、途切れのない音です。
これらはお母さんのお腹の中にいる時に聞こえていた音、いわゆる「体内音」に近いため、聴かせてあげると精神的に落ちくのだと言われています。
気持ちが落ち着けば自然と眠気がくるため、寝つきが悪い時に聴かせてあげるといいでしょう。


■ビニールのカシャカシャ音も好き!

赤ちゃんにとって体内音は安心できる音ですが、それとは別に単純に「好きな音」というものも存在します。
それがビニール袋などのカシャカシャ音です。
高めの音がするため、赤ちゃんの耳にも届きやすく、興味を持って見てくれることが多いようです。
ただし、好きな音は鳴っている時にしか効果を発揮しません。
音が止んでしまうとすぐに元に戻ってしまいます。
ぐずっているのを落ち着かせるためには効果的ですが、寝かしつけにはあまり向いていないでしょう。
ちょっと興味をそらせたい時、おむつを替えている間など、特定の場面で活躍できます。
ビニール袋なら外出先でも手に入りやすいので重宝しますが、赤ちゃん用に開発されたグッズではありません。
誤って口に入れてしまったり、首や手足などに巻き付いてしまったりしないよう、しっかりと見ておく必要があります。


■好む音にも個性がある?

今回環境スペースが、赤ちゃんの好む音として挙げたものは、あくまでも一般的なものです。
「掃除機などの家電の音には反応しないけど、換気扇の音は好き」「蛇口から出る水の音よりも波の音が好き」など、赤ちゃんによって好みに個性があるので、ここぞという時に役立つ音を見つけておきましょう。
また、成長することで音の好みに変化が出ることも珍しくありません。
少し前までは効果てきめんだった音が、まったく効かなくなることもあります。
親としては残念ですが、これも成長の証だと受け止めてあげましょう。


赤ちゃんは、水や家電の音などの「体内音」に近い音を好みます。
好みにはそれぞれ個性があるので、一番のお気に入りを探してあげてくださいね。