「マナーモードにしていたのにゲーム音が鳴り響いてしまった」
「サイレントモードにしたら通知が全然こなくて困った」
こういったスマホの不具合のように感じられることも、機能の特徴を理解しておくと対処できます。
今回はAndroidスマホに搭載されている機能の一つ「サイレントモード」について環境スペースが解説しましょう。
■サイレントモードってどんな機能？
サイレントモードとはAndroid9にて実装された機能の一つで、通知音一つひとつに対してON・OFFの設定ができます。
設定可能な音は次の通り。
◎着信音
◎通知音
◎アラーム
◎メディアサウンド
◎タップ音
「着信音や通知音、タップ音はOFFにしたいけどアラームはONにしたい」などといった設定ができますよ。
また、「家族、職場、友人からの着信はONで、そのほかはOFF」といったように、相手ごとにON・OFFの設定も可能です。
もちろん着信だけでなくアプリの通知でも同様に細かい設定ができますよ。
音については個別に設定ができるものの、バイブレーションについてはそういった機能はありません。
サイレントモードを選ぶとバイブレーションはすべてOFFとなるので注意しましょう。
■マナーモードとどう違うの？
サイレントモードの内容を見て、「マナーモードと一緒では？」と思った人もいるかもしれません。
サイレントモードとマナーモードの違いはどこにあるのでしょうか？
・マナーモードは日本独自の機能
まず知っておきたいのが、「マナーモードは日本にしか存在しない機能」だということです。
まだガラケーしかなかった時代に、ドコモが展開していた機種の一部で実装されたオリジナルな機能でした。
主な機能としては着信音と通知音を無音またはバイブレーションにするというもの。
マナーモードにしていても普段通りに着信があるので通話なども可能でした。
・サイレントモードは一切の通知も音も出ない
一方のサイレントモードは、着信や通知があっても画面に表示されなくなります。
モード解除後に不在着信表示されたり、通知がきたりします。
文字通りサイレント状態になるので着信は受けたいという場合は注意が必要でしょう。
■どう使い分ける？
マナーモードとサイレントモード、どちらの機能も把握しておけば使い分けが可能です。
それぞれの特徴は次の通り。
◎マナーモード：音を出さずに着信を確認したい
◎サイレントモード：着信自体を知らせてほしくない
仕事中や移動中など、着信があれば対応できる状態にいる場合はマナーモードにしておくといいでしょう。
反対に、会議や来客対応など着信の通知を知らせてほしくない時はサイレントモードが向いています。
知っているようで知らない機能というのは意外とあるものです。
マナーモードとサイレントモード、どちらも便利な機能なので状況に応じて使い分けてくださいね。
