ジッパーのカチャカチャ音をなくしたい!方法はある?

一度きりであればさほど気にならなくても、断続的に聞こえ続けていると不快な音ってありますよね。
その例に挙げられるのがジッパーの金属音です。
そこでなぜジッパーから金属音がするのか、その仕組みや対処法について環境スペースが解説します。

 


■ジッパーの金属音が気になる・・・

ジッパーのついたアウターやリュックなど身に付けていると、歩いたり身じろぎしたりするたびにカチャカチャと金属音がして嫌な気分になることがあります。
普段は意識していなくても、静まり返った電車内や室内にいると意外と響いて気になるものです。
しかも一度気になってしまうと神経が向いてしまって落ち着かなくなってしまいますね。
この不快なカチャカチャ音、どんな仕組みで鳴っているのでしょうか?


■ジッパーから金属音が鳴る仕組みとは

ジッパーはプラスチック製のものも多いですが、金属製が一般的です。
どこに金属が使われているかというと、ジッパーを開け閉めするスライダー部分と、そのスライダーに取り付けられている持ち手(プル)部分です。
構造はプル側に穴が開いており、スライダー側の輪に引っかけてあるのが主流です。
プルを左右、または上下に引っ張ることでジッパーの開け閉めをするために穴側にも輪側にも多少の「遊び」があります。
この遊びがあることで動くたびにプルが揺れてカチャカチャ音が鳴ってしまうのです。


■自分でジッパープルを取り換えてみよう

ジッパーのカチャカチャ音は金属製であるがゆえのものでした。
音の原因となっているのがジッパーの構造上必要な遊びの部分であるために改善も難しいでしょう。
理由がわかってしまえば、今後身に付けるものに気をつければいいだけですが、すでに持っているものについては対処が必要です。
そこでおすすめなのがパラコードとジッパープルです。

・パラコードとは

パラコードはナイロン製の細い丈夫なロープを指します。
その丈夫さと使い勝手の良さからアウトドアでよく使われていますが、これがジッパーのカチャカチャ音軽減にも役立ちますよ。
1本のパラコードをスライダーの輪とプルの穴に通して結べば金属同士の摩擦を遮るので音がしなくなります。

・ジッパープルとは

見た目にもこだわりたいという場合は、元々ついていたプルを取り外して市販のジッパープルを取り付けてみましょう。
金属以外にもプラスチックやシリコン、パラコードなどの素材のものも多く、デザインが豊富なので見た目を損なわずに音対策ができますよ。

 


金属音が苦手という人は多いです。
気をつけていてもジッパーは見落としてしまう人もいるでしょう。
しかし少しの工夫で解決できるのでぜひ試してみてくださいね。