リアルとネットでは使い分けている?世界でよく使われている言語とは

人とコミュニケーションを図るには言語の理解が欠かせませんね。
あいさつ程度であればワンフレーズでも問題ありませんが、なにか頼みごとをしたり、お礼を言ったりする場合は相手に誤解を与えないために状況に合った会話が必要になります。
今回は言語に関する様々なランキングを環境スペースがご紹介しましょう。


■世界でもっとも使われている言語はどれ?

世界の人々がコミュニケーションをとる際にどの言語を使用しているのか調査した結果、面白いことがわかりました。
まずは話者人口のランキングからみていきましょう。

1位:英語(約15億3,000万人)
2位:中国語(約14億7,000万人)
3位:スペイン語(約5億人)
4位:アラビア語(約4億5,000万人)
5位:フランス語(約4億3,000万人)

このランキングでは公用語だけでなく第二言語として使用している人数となっています。
母国語話者数だけであれば中国語が1位となるそうですよ。
ちなみに日本語は約1億2,000万人で11位でした。


■ネットでは半数以上の人が英語を使っている!?

言語について考える際に忘れてはならないのがネット上でのコミュニケーションです。
2023年にはネット人口は51億人を突破しました。
世界の総人口は約78億人ですから、その多さがわかりますね。
海外の人とチャットやメールでやり取りをしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
ネット上で使われている言語のランキングは次の通りです。

1位:英語(約55%)
2位:ロシア語(約6%)
3位:ドイツ語(約5.7%)
4位:日本語(約5.0%)
5位:スペイン語(約4.7%)

英語が1位なのは納得ですが、2位以下は話者人口との比率が合わない結果となりました。
特に15億人ほどに利用されている中国語はネット上だとたったの2.2%しか使われておらず、8位。
多くの人がネット上はグローバルな環境だと認識しており、通じやすい英語を意図的に使っていることがわかります。


■日本語は言語としての人気は高めだった!

コミュニケーションツールとして使うものとは別に、「好きな言語」「興味のある言語」というのもありますよね。
そういった人気の言語を調査したところ、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に続いてなんと日本語が5位にランクインしたそうです。
マンガやアニメを通して日本語に興味を持ったり、観光に来て日本文化のファンになったりする人が多いことがうかがえます。
話者人口もネット使用も少ない日本語がここまで健闘しているのは特殊な事例といえるでしょう。

 


英語が話せるようになるだけでも15億人以上の人たちとコミュニケーションがとれることになります。
グローバル化推進のために英語や中国語を社内公用語とする国内企業が増えているというのも納得ですね。