おじさん構文はなぜキモい?不快感の理由を解説

顔を合わせて会話する際は普通なのに、LINEやSNSだと途端に下心を覗かせた文章を送ってくる男性っていますよね。
今回はそんな男性が送りがちな「おじさん構文」を環境スペースが解説しましょう。

 


■おじさん構文はなぜ「キモい」と言われてしまう?

おじさん構文とは、おじさんと呼ばれる少し上の世代の男性が送ってきそうな文章のことをいいます。
具体的には次のような特徴があります。

◎語尾をカタカナにする
◎女性を「○○チャン」呼びする
◎女性の容姿や服装を細かくチェックしてくる
◎聞いてもいないのに自分の予定を伝えてくる
◎長文になりがち

若い女性と仲良くなりたい、少しでも距離を縮めたいという下心と、ハラスメントへの意識の低さが相まっておじさん構文は生まれました。
そのため、「○○チャンはいつも笑顔が素敵ダネ!僕の癒しダヨ」「今日の服装とても似合ってたヨ!ちょっとセクシーでボクの好みカモ?」などといったセクハラ内容も平気で送ってきます。
度が過ぎると「出張先のホテルで一人だから寂しいヨー!○○チャンに温めてほしいナ!ナンチャッテ♪」などとギリギリ冗談見せかけることで嫌がられたり断られたりした際に言い訳ができるような書き方をすることも。
見え透いた下心が不快なのはもちろんなのですが、おじさん構文が「キモい」と言われてしまう要因は他にもあります。


■おじさん構文は実際に発言している様子を思い浮かべやすい

おじさん構文は基本的にすべて話し言葉が使われています。
親しい間柄であればLINEで話し言葉を使うのは普通のことですし、違和感を覚えたり、不快に思ったりはしません。
しかしそれは「親しさの結果」としての話し言葉の場合に限られます。
おじさんは親しくなるためのツールとして話し言葉を使ってくるため、嫌悪感を抱かれやすいのでしょう。
また、話し言葉は実際に言葉を発している状況が想像しやすく、下心満載のおじさん構文は「キモい」となりがちです。


■「おばさん構文」との違いは?

おじさん構文の派生として「おばさん構文」というものも存在します。
これはおばさんと呼ばれる年代の女性が送りがちな文章のこと。
おばさん構文の特徴は次の通り。

◎「~」を多用する
◎絵文字を多用する・連続使用する
◎「あら~」「あらら・・・」から文章が始まりがち
◎語尾に「~よん」「~だわ」「~かしら」を使いがち
◎体調を心配する一文を添えがち

おじさん構文と違ってセクハラ発言はないものの、「寒くなってきたから栄養のあるものちゃんと食べないとダメよん」「寝る時はちゃんと加湿してるかしら?今度オススメの加湿器紹介するネ!」など、少しお節介ともとれるような世話焼きメッセージになりやすいところがあります。

 


近ごろではおじさん構文をランダムで生成してくれるアプリまで登場し、ネタ扱いされるようにもなってきました。
もしもおじさん構文に悩まされている場合はアプリを使って返事をしてみるのもいいかもしれませんね。