蚊の飛ぶ不快な音の正体

音の現象の一つに、モスキート音と呼ばれている現象がありますが、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回環境スペースでは、モスキート音についてご紹介していきましょう。

モスキート音のモスキートとは、英語で「蚊」という意味があり、モスキート音は「蚊の発している不快な羽音」という意味を持っています。
実際に、蚊の羽音は聞こえるだけでもイライラしてきたり、嫌な気分になってしまいますよね。
モスキート音の周波数は、17kHz前後の高い周波数で、人間の耳で聞こえる音の中でも非常に高い音と言えるでしょう。
モスキート音は、中高年の人には聞こえにくい音なのですが、これは人間の年齢を重ねるにつれて高周波数の音が聞こえにくくなるということが要因となっています。
個人差はありますが、モスキート音は20代前半までの若者によく聞こえ、それ以上の年齢の人には聞こえにくいとされています。
これを利用して、若年者を追い払うことを目的としてイギリスで2005年に発明されました。
現在でも、深夜のコンビニなどの店先にたむろしている若者たちを退散させる目的や深夜の公園などでも非行や施設の破壊行為などを防ぐ目的として使用されています。
もし、深夜のコンビニで不快な音が聞こえたら、それはモスキート音が発せられていることが原因でしょう。