音楽と行動心理学の関係

環境スペースでは音について様々なお話を紹介しています。
今回は音楽と行動心理学の関係について簡単にご紹介していきます。

そもそも行動心理学とは、その名の通り、行動から心理を読み解くといったものです。
例えば腕を組むという行動には、意識していなくても相手に対する自己防衛や相手に流されたくないという強い思いの表れです。
こういった行動は口に出さなくても、心理学的にみるとその人が今どんな心理状態にあるのかが分かるということなのです。

こういった行動心理学は私たちの日常の中にも取り入れられているのです。
そのひとつに「イメージ誘導効果」というものがあります。
これはお店の雰囲気を決めるBGMが良い例です。
性別やターゲット層、お店の内観に合わせてBGMを決めることで、お客さんにお店のイメージを間接的に伝える行こうかがあると言われています。

もう一つは「感情誘導効果」です。
皆さんは映画やドラマのクライマックスにBGMが流れた瞬間に感情が昂ることはありませんか?
これも行動心理学的にみると、音楽が大きく関わっているのです。
言葉にしなくても、登場人物の感情がBGMという形で表現されることにより、一層感情移入することができるからです。

行動心理学に、私たちの生活の中で様々な役割を果たしているのです。