スピーカーの再生方法、モノラルとステレオ

スピーカーの再生方法で見かける、モノラルとステレオ。
DVDのパッケージなどにも記載され、モノラルとステレオどちらで再生すればいいか分からないという人も少なくありません。
今回の記事では、モノラルとステレオについて環境スペーススタッフが紹介します。


■モノラル

モノラルの「モノ」には単一という意味があります。
モノラルは、1つのマイクで音声を録音する方法、または1つのスピーカーで再生する方法のことを言います。
1960年代にステレオが誕生するまで、モノラルが主流の再生方法だったんですよ。
モノラルは、スピーカーが1つしかないため、全く同じ音源が左右のイヤホンから再生されるのが特徴で、音の広がりを感じづらく平面的な印象があります。
アナログのレコードを聞くときや長時間疲れずに音楽を聞きたいとき、ラジオを聞く場合には、ステレオよりもモノラルの方がおすすめです。
モノラルは、ステレオに比べて情報量が少なく音が1つに集中しているため、長時間聞いていても疲れにくいんですよ♪
また、データがステレオでも、スピーカーがモノラルだとモノラルにしか聞こえないため、アーティストが聴いて欲しいように音源が聴こえなくなってしまいます。
イヤホンなどのオーディオ機器を購入の際には、ステレオの物を購入することを環境スペースは推奨します。


■ステレオ

ステレオは、立体音響という意味を持ち、2つ以上のマイクで音声を録音する方法、または2つ以上のスピーカーで再生する方法のことです。
1960年代に誕生し、今ではステレオのオーディオ機器が幅広く普及しています。
2つ以上のスピーカーからそれぞれ違う音が出るので、立体感や臨場感のある音が聞こえるのが特徴です。
大人数の会議を録音する場合などでは、音源からの時間差、それぞれの座席の位置からの声や話し方も聞こえやすくなるため、ステレオ録音が向いています。
また、映画を見るときやステレオ録音をしているアーティストの音楽を聴く時は、ステレオ再生であれば迫力があるだけでなく、アーティストの意向どおりに再生することができるのでおすすめです。
ステレオ、モノラルを気にせずにイヤフォンを購入する方が多くいますが、イヤフォンやヘッドフォンなどのオーディオ機器を購入する場合、環境スペースはステレオ一択です!

モノラルとステレオの違いで聞こえ方は全く違うので、選び方を間違えるとせっかくの音源も台無しになってしまいます。
用途に応じて使い分けるようにしましょう。