社内でのミーティングや取引先との商談など、Web会議をする機会が増えました。
そこで起こりがちなトラブルが、ハウリングやエコーです。
今回は環境スペースが、トラブルが起こる原因や対処法、根本的な対策などについて解説しましょう。
■ハウリングやエコーが起きてしまう原因とは?
Web会議中に起こりがちなハウリングやエコーは相手に迷惑をかけてしまいますし、自分も困ってしまいます。
何が原因で起こるのでしょうか?
・ハウリングが起こる仕組み
本来、マイクを通して発せられた音声は、そのままスピーカーから相手に伝わります。
ところがスピーカーの音を再度マイクが拾ってしまい、またスピーカーを通してしまうために音が増幅し異音が出る、というのがハウリングの仕組みです。
・エコーが起こる仕組み
エコーもマイクがスピーカーの音を拾ってしまうことが原因で起こります。
時間差で同じ音声を何度も反響させるので、肝心の発言が聞き取れなくなるなど、進行に支障が出ます。
■ハウリングやエコーが起きた時の対処法は?
ハウリングもエコーもマイクが音を拾うことで起きます。
したがって、対処としてはマイクがスピーカーの音を拾わないようにするのが基本です。
効果があるものとして次の項目が挙げられます。
◎マイクとスピーカーの位置を離す
◎マイクとスピーカー両方の音量を下げる
◎同室内でWeb会議をする場合はお互いに距離を取る
◎壁から離れた位置にマイクを置く
◎イヤホンやヘッドセットを使う
◎発言者以外はミュートにする
■そもそもハウリングやエコーを起こさないための対策とは
ハウリングやエコーを起こさず、スムーズにWeb会議をするにはどうしたらいいのでしょうか?
・Web会議システムをグレードアップさせる
テレワークの普及にともない様々なWeb会議システムがリリースされています。
なかには品質に不安のあるものもあり、システム選びは慎重に行わなくてはなりません。
導入事例の多いものや、ハウリングやエコー現象を起こしにくくする機能を搭載したものなどもあるので探してみましょう。
・ネットラーク環境を整える
Web会議をスムーズに進行させるには、ネットワーク速度が高く、なおかつ安定していることが重要です。
さらにデータ通信量の大きさも関わってきます。
使用するWeb会議システムの1時間当たりの通信量だけでなく、契約プランも確認しましょう。
ハウリングやエコーが起こると不快なだけでなく、参加者の集中力にも影響が出ます。
システムやネットワーク環境の確認も大切ですが、「お互いに距離を取る」「発言者以外はミュートにする」といったことを事前に周知しておくだけでも効果があるので、試してみてください。