カーテンを付け替えて快適な防音生活をしよう

意外と防音の対策でされていないのがカーテンでの防音。
ガラスで防音をしたからと満足してそれで終わってしまいがちなカーテンでの防音は、気軽に防音対策がしたい人にもおすすめの方法なんです♪
今回の記事では、カーテンでの防音について環境スペーススタッフが紹介していきます。


■防音カーテンの仕組み
防音の仕組みを簡単に説明すると、「固くて分厚い金属」は、音を遮る効果が高く、「逆に柔らかいクッション」などは音を吸収する効果が高くなります。
防音カーテンの場合、生地を特殊な織り方にしたり、生地を複層にして特殊コーティングを施すことでその効果を高め、カーテン本体の生地を、二重に織る風通織りという方法で加工するなどにすることで繊維と繊維の間には隙間ができて減音(吸音)効果が生まれるのです。
カーテンの3層コーティングがされている物の中には、酸化チタンコーティングによって遮音性能が高いカーテンが存在しています。


■音の種類
音は大きく分けて2種類あることは知っていますか?
空気を伝わる空気伝搬音と、ピアノの音や子犬の鳴き声、女性の声などの高音は、防音カーテンによって期待ができる音の種類です。
しかし、建物を伝わる個体伝搬音である工事や電車の音などの振動を伴う低音は防音カーテンでも防ぐことができない音となります。


■防音カーテンで防音できる音
普通のカーテンよりも、アラーム音は約50%、ピアノ音は約70%、ジェット音などの乗り物の音は約80%減音することが期待できます。
振動を伴わない高音であれば防音効果が高く、外から伝わる振動を伴う音は防ぐことができません。
そういった振動を軽減したい場合は、防音効果のあるレースカーテンも兼用すると良いでしょう。


■設置するポイント
カーテンを設置する時は、窓から空気が漏れる隙間を可能な限り無くし、ぴったりカーテンで窓を覆うことです。
また、カーテンボックスを使用することでより効果が高まるでしょう。
防音カーテンは特殊生地を使用しており、空気の流れを遮って高音域の音を軽減しているため、サイズ選びも慎重に行うことが大切ですよ。


インテリア性が高く、UVカットや花粉を防いでくれる機能も付いた防音カーテンなど種類が多くあります。
外の騒音が気になって眠れないという人や、小さいお子様がいる家庭、ちょっとした物音が気になる神経質な人、楽器の練習がしたいという人などにはこういった吸音・遮音効果が高いカーテンに付け替えることを環境スペースは提案します。