歌う時の発声方法の種類とは?

歌を歌う時には、色んな発声方法があります。
知らないうちにプルやフリップという発声方法をしている人も多いです。
どのような発声方法があるのでしょうか?
大きく分けて4種類あるので、環境スペースが詳しく紹介していきましょう。


■発声方法の種類

①ライトチェスト
ライトチェストとは、裏声を使って歌う方法のことです。
地声をほとんど使わずに歌うため、声量がなく息漏れが多い歌声となります。
そのため、マイクを通しても聴き取りにくい声なのが特徴です。
バラードなどのしっとりめの曲に使うことで、ライトチェストの良さを活かして歌うことができるでしょう。
ノリが良いポップな曲を歌う時には迫力が出ないので、強く発生できるようなトレーニングが必要です。

 

②プル
プルには「引っ張る」という意味があります。
歌う時に地声(チェストボイス)のまま声を引っ張り上げて高音を出す発声方法です。
素人や初心者が歌う時に無理矢理高音を出す時になりがちです。
プルで歌うと高音が苦しそうに聴こえてしまい、あまり聴き心地の良いものではありません。
また、声が枯れやすい・すぐ歌うのに疲れてしまうという人はこの発声方法をしている可能性があるので注意しましょう。
裏声で高音が出せるように練習してみてください。

 

③フリップ
フリップには「ひっくり返る」という意味があります。
高音域を歌う時に声が裏返ってしまう(ひっくり返ってしまう)発声のことを指します。
歌ってる時にフリップさせないためには、チェストボイスから上手にヘッドボイスに切り替えることが大切です。
プルをしている人は、フリップしやすいので気を付けましょう。

 

④ハイラリンクス・ロウラリンクス
「ハイラリンクス」と「ロウラリンクス」とは、喉仏の位置のことです。
喉仏を上げて歌うことをハイラリンクスと言い、喉仏を下げて歌うことをロウラリンクスと言います。
高音を出す時に喉仏の位置が上がってハイラリンクスとなり、硬めの甲高い声となります。
明るくキラキラとした印象の歌声となるので、J-POPなどの軽めの明るい曲にぴったりです。
一方ロウラリンクスは、喉仏の位置が下がって深みのある歌声となります。
クラシックやオペラを歌う時にロウラリンクスが使われています。
喉声になりやすいので、喉仏を引っ張る筋肉のバランスを整えてみてください。

 


歌声には人の癖がでやすいです。
自分の声質を変えることはできませんが、発声方法を鍛えることはできます。
正しい発声方法を身に付けることを環境スペースはおすすめします。