本当はどんな人だった?誰もが知っている偉大な作曲家「ベートーヴェン」

音楽の教科書に必ず載っているクラシック音楽の有名作曲者たち。
みなさんは何人名前を言えますか?
名前は知っているけどどんな曲を書いたかは分からない、どんな人生を歩んでいたかまでは知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、現代でもファンが多く、写真を見ただけで名前が分かる偉人NO.1(かもしれない)のベートーヴェンについて環境スペースのスタッフが調べてみましょう。

 

ベートーヴェンってどんな人だったの?有名なあの曲を作曲

ベートーヴェンの名を聞くと、クラシックに特別詳しい人でなくても頭の中に「ジャジャジャジャーン♪」と流れるのではないでしょうか。
初演から200年以上が経っても、人々の記憶に深く刻まれる印象的なメロディ。
ここから始まる「交響曲第9番」は、通称「第九」としてクリスマスコンサートの定番になっています。
楽聖」として称えられる偉大な作曲家の一人ですが、ベートーヴェンとはどのような人物だったのでしょう。
環境スペースのスタッフは、ボサボサの髪を振り乱して一心不乱に演奏するベートーヴェンをドラマか何かで見たことがあります。
実際のベートーヴェンもなかなかの熱い男だったようで、音楽に対しては特に情熱的な人物でした。
しかし傲慢でワガママという悪評もあり、幼い甥を無理やり養子にしようとしたとか、危険人物ともとれるエピソードも・・・
人嫌いで偏屈、そんな悪いイメージが先行しがちです。
ただ、意外と子ども好きという一面もあり、ウィーンの人々には愛されていたとか。


■恵まれた環境にも不満・・・人付き合いが下手で苦労することに

ベートーヴェンは父を宮廷楽師に持ち、音楽一家に生まれました。
若くしてベートーヴェン自身も音楽の才能が認められ、22歳でウィーンに移住するとお金持ちのパトロンもゲット。
貴族からの支援によって安定した生活を送っていましたが、それに我慢ができなかったようです。
「俺は貴族の注文どおりに作曲しているんじゃない!」と思うがままに作曲しました。
するとパトロンは支援金の支払いを拒否し、ベートーヴェンはますます敵を増やしていきます。
貴族に対しての嫌悪はその頃からあったものの、同時に憧れもあったのか恋のお相手は貴族の女性が多かったとか。
中年になると感じの悪さが災いし、文豪ゲーテにも「人を楽しませようとする気が全くない」と言われてしまう始末・・・
しかし、この偏屈さには20代から患っている耳の病気が関係していたのではという専門家もいます。
本当は人が好きで、だからこそ後世の人々の耳にも残る美しいメロディを作曲できたのかもしれませんね。

 

自分勝手で傲慢、孤独なイメージがあるベートーヴェン
本当の彼は作曲した音楽の中にあるような気がします。
環境スペースのスタッフは、今一度ベートーヴェンの有名な曲を聴いてみたくなりました。