クラシック音楽を聞かせると元気になる!?植物と音楽の関係

クラシック音楽を聞かせて育てたら、おいしい野菜ができた」という話を聞いたことはありませんか?
お腹の赤ちゃんにクラシック音楽を聞かせると胎教になるというのは昔から言われていますが、植物にも効果があるのでしょうか。
今回は環境スペースが、音楽と植物の関係について調べてみました。


■おばあちゃん大学生が発見!?アメリカ中の大論争に

1970年、8人の子どもを成人させてから大学生になったアメリカのドロシー・リタラックという女性がいました。
彼女は「音楽を聞かせて育てたセントポーリアの方が枯れにくい」というレポートを提出して話題になります。
これを検証しようと大学が用意した設備により再実験が行われ、その結果が驚くべきものに。
クラシック音楽を聞かせた植物はロックを聞かせた植物よりもよく伸び、水分も半分で良いことが分かったのです。
つまり、ドロシーが発見した「クラシック音楽を聞かせると枯れにくい」という説を証明したことになります。


■植物はバッハが好き?打楽器は苦手らしい

ドロシーの研究はその後も続き、クラシックのなかでもバッハの曲や弦楽器の曲が植物に良い影響をもたらすことが判明したそうです。
打楽器の音は好まないため、激しいビートのロックは苦手だという考察もされました。
しかし環境スペースが調べた限り、この実験結果を第三者が検証することはなかったようです。
「植物と同じく、人体にもロックは有害」という議論も起こりましたが、本当のところは謎のまま・・・。
もっと強い効果があれば、画期的な栽培法の発見につながったかもしれませんね。


■温室にクラシックを♪果物が甘くなる?

鹿児島県にある農園では、ぶどうやマンゴーにクラシックを聞かせて育てているとか。
その名も「クラシックブドウ」と「クラシックマンゴー」で、店主曰く甘さが違うそうです。
また、スピーカーによる振動が植物ホルモンの分泌を促しているとの考えもあります。
兵庫県では「モーツァルト野菜の会」なるグループが発足しており、ピアノソナタを聞かせたレタスを生育しているそうです。


■真偽のほどは不明…でも試してみる価値はある!

環境スペースが音楽と植物の関係を調べたところ、現在はっきりした答えは出てきませんでした。
しかし、数多くの作物でクラシック音楽を聞かせる生育方法を実践しています。
昔から「大切に育てるとおいしくなる」と言いますよね。
作物に音楽を聞かせるような農家さんは、きっとそれ以上に手をかけているのでしょう。
クラシックを温室に流すことで、気分良くお世話ができるというのも良い効果の1つかもしれません。
植物によっては音の振動が成長ホルモンを高めることもあるので、やってみる価値はあると環境スペースは思います。


お庭のお花が元気ない・・・。
そんな時はクラシック音楽を流してみましょう!
植物も、育てるあなたも元気が湧いてくるかもしれませんよ♪