音のマナー違反は食事でも!厄介なクチャラーは直せる?

「せっかくのデートなのに、恋人の食事マナーが気になってまったく楽しめなかった」
「同僚とランチに出かけたらクチャクチャと音を立てていて不快だった」

普段の様子からは判断しにくいのが食事に関するマナーです。
どんなに素敵な人でもマナー違反をされてしまうと見る目も変わってしまいますよね。
今回は食事で嫌がられる「音」のマナー違反について環境スペースが解説しましょう。


■食事中に気になるマナーとは?

みんなで食事をするときに気になるのがマナーですよね。
和食であれば箸、洋食であればカトラリーの扱い方などが目につきやすいでしょう。
持ち方は正しいか、カチャカチャと音を立てていないか、見ていないようで案外見ているものです。
食事中の音といえば、カトラリーのカチャカチャ音の他にも「咀嚼音」がありますね。
咀嚼音とは食べ物を噛む際に立つ音で、周囲にはクチャクチャ・ペチャペチャと聞こえることが多いです。
音を立てて食べるのはマナー違反であるとともに不快に感じやすいため、「クチャラー」と呼ばれて嫌がられる傾向があります。


■クチャラーは厄介な存在?

咀嚼音というのは自分では気づきにくく、クチャラーの多くは自覚がありません。
そっと教えてあげればいいのでは?と思うかもしれませんが、どんなに気を遣ってやんわり伝えたとしてもクチャラーを指摘していることには変わらないため、相手に恥をかかせることになってしまいます。
しかもこの場合、

◎自分がクチャラーだと指摘された
◎実はこれまでずっと不快に思われていた
◎気を遣った指摘のされ方をした

という3重の意味で恥ずかしさを感じさせてしまうので、お互いに気まずい思いをしてしまいます。
こういったことからクチャラーは自覚できる機会がないまま放置されてしまうのでしょう。


■クチャラーを直す方法はある?

ではもし、自分がクチャラーだと気づいた場合、直す方法はあるのでしょうか?

・食べ方を見直す
すぐに実践できるのが食べ方の見直しです。
イスに正しく座る、背筋を伸ばす、テーブルに肘をつかないといった姿勢で食事をするように意識しましょう。
また、一度にほおばりすぎない、一口目をきちんと飲み込んでから二口目を食べる、口に食べ物が入った状態で喋らないといった所作を意識的に行ってみましょう。

・口呼吸やかみ合わせが原因かも?
クチャラーになってしまうのは口呼吸が原因の場合もあります。
口呼吸をしていると食事中は食べ物と呼吸が一緒になってしまい、クチャクチャと音が出やすいです。
また、かみ合わせがよくないことで口が閉じにくくなっているケースも。
これらは治療することで改善できるので、少しでも疑いがある場合は受診をおすすめします。


せっかくの食事も、マナー違反をしている人とは楽しめません。
しかもクチャラーは自覚がしにくいので気付かないうちに周りの人を不快にさせているおそれも・・・。
気になる場合は自分の食事風景を動画撮影するなどしてチェックしてみましょう。