音のミステリー!?周波数によって変わる効果

音の周波数の中でも「A=440Hz」は、国際標準化機構であるISOで定められている基準周波数のことを指しており、国際標準ピッチとも呼ばれています。
特に音楽では、チューニングの基準となる音の高さとなり、万国共通とも言えるでしょう。

日本でA=440Hzは、意外と身近なところで使われていることはご存知ですか?
NHK時報の時に鳴る「ピッピッピッポーン」という音は、A=440Hzの音が3回鳴ってから、A=440Hzより1オクターブ高い880Hzが鳴っているのです。
他にも、A=440Hzは色々なところに使われています。

しかし、このA=440Hzは音楽ファンの間で議題に上がることが多いのです。
それは、「A=432Hz」との構図でしょう。
国際的な基準であるA=440Hzに比べるとマイナーな存在でもあるA=432Hzは、古代のエジプトやギリシャでは楽器の調律に用いられていたこともあり、コアな音楽ファンの間では隠れファンも多いのです。
A=432Hzが推されている理由としては、その周波数の持つ癒し効果が挙げられます。
実は、よくあるヒーリング音楽のほとんどは、A=432Hzが用いられているのです。
A=440Hzの音はクリアに聞こえるが、緊張させたり攻撃的に感じることもあると言います。
そのため、このような論争が生じていると考えられます。

周波数の問題は、個人差が大きく関係しているのでどちらが正しいということはありません。
しかし、周波数が違えば感じ方も違ってくるので、とても興味深い内容だと感じました。