楽器と振動は深い関わりを持っている

楽器は色々な音色を聞かせてくれる素敵な道具です。
環境スペースのスタッフでも、楽器を演奏できる人がいるので、いつか私も演奏できるようになりたいと思っています。
今日は、楽器が音を出す時の振動について書いていこうと思います。

楽器が音を出すことができるのは、固有振動というキーワードがポイントになります。
固有振動について、ピアノを例に挙げて説明していきましょう。
ピアノのA4という鍵盤は、440Hzの固有振動で振動するように作られています。
440Hzの音を出す振動は、鍵盤をたたく強さに影響されることはなく、元の張り方がきちんと調整されていればその振動で音を出し続けます。
決まった振動で音を出し続けることから、固有振動と呼ばれているのです。
ピアノの場合は、弦の長さや太さ、張力、材質が決まってるので、それぞれの鍵盤が決まった音を出すことができるということになります。

同じ楽器でも、ギターの場合は少し違います。
ギターももちろん固有振動で音を出すのですが、ギターの場合は弦の数が限られています。
そのため、弦の長さを変えることによって、固有振動を変化させ、音を変えるのです。
弦の長さを変えるためには、演奏中に抑える指を移動させる必要があります。