音楽が疲れを癒してくれるって本当?その理由とは?

音楽を聴くと、気分が盛り上がったり、元気が出たりといった経験を持つ人は少なくないでしょう。
今回は、音楽が私たちの心に与える影響を環境スペースが解説していきます。
何となく元気が出ないな、イライラしているなという人は、音楽を聴きたくなること間違いなしです。


■なぜ音楽は疲れを癒してくれると言われているのか

音楽は、私たちの中にある感情と結びつくことが多いです。
音楽を聴いて楽しい気分になったり、涙を流したりしたことがある人もいるでしょう。
それは、音楽の力によってあなた自身の心が解放された証です。
音楽に合わせて歌うことによって、その効果はより増幅すると言われています。
家族や友人が一緒だと恥ずかしいと感じてしまうかもしれませんが、入浴中や運転中に歌を歌ってみると、気分がすっきりするのでやってみてください。
歌を歌うと、オキシトシンという脳内物質が分泌されることから、良い影響を与えると言われています。
また、ライブやコンサートに参加することも有益だと言われています。
ライブやコンサートに参加して盛り上がると、幸福感を得られるため、心身ともに良い影響を与えると考えられています。


■科学的にも実証されている!

音楽が心身ともに良い影響を与えることに対して疑問を持っている人も中にはいることでしょう。
確かにちょっと胡散臭いと感じてしまうかもしれませんが、科学的にも実証されているのです。

日本赤十字病院の看護師・大谷喜美江氏が行った研究によると、音楽を聴いたことで精神的に張り詰めた感じが緩まったり、不安感が薄れたりといった結果が出ています。
そして、イライラや落ち着かないといったネガティブな状態の人は減ったのです。
この結果からも音楽による効果は確かなものだと言えるでしょう。

また、奈良県の老人施設で高齢者を対象に行った研究もあります。
その研究によると、音楽を毎月1回ずつ聴くセッションを4ヶ月間続けたところ、抑うつ状態が改善されたり、不安感が軽減されたりといった結果がでているのです。
つまり、音楽は幅広い年齢層に対して良い効果を発揮してくれるということが分かるでしょう。


音楽は、疲れを癒してくれたり、気分を高めてくれたりといった効果を持っています。
実際に行われた研究結果からも、その効果が実証されています。
そのため、心身ともに疲れを感じているなら好きなアーティストの音楽を聴いたり、大きな声で歌ったりしてみると良いでしょう。
また、ライブやコンサートに行って全身で音楽を感じてみるのもおすすめです。