家鳴りって何?ラップ音とは別物??

みなさんは、家鳴りやラップ音という言葉を聞いたことありますか?
この2つは、よく似た音を発するので混同されてしまうこともあります。
実際はどうなのでしょうか?
今回は、家鳴りとラップ音について環境スペースが解説していくことにしましょう。


■家鳴りとは?

まずは、家鳴りとはいったい何なのか解説していきます。

家鳴りはかつて妖怪が鳴らしているものだと思われていましたが、今では家の構造体が軋むことで発生する音を指す言葉になっています。
古い家で起こるだけではなく、建材が馴染んでいない新築の住宅でも起こる場合があるのです。
木造の住宅で家鳴りが起こるのは、湿度や気温で木材が膨張もしくは収縮するからです。
また使われている木材や釘が劣化することも家鳴りの原因になると言われています。
鉄筋コンクリートなどを使っている住宅で家鳴りが起こるのは、コンクリートが水分を含んでいたり、鉄筋や鉄骨が気温差で収縮したりするのが原因である可能性が高いです。

家鳴りを改善するには、家具の配置を変えたり、温度を調整したりするという方法があります。
特定の場所に重い家具が集中しているなら模様替えをしてみましょう。
外との気温差が家鳴りの原因になっていることもあるので、できるだけ温度差が少なくなるように気を付けてみるのもおすすめです。


■ラップ音とは違うの?

家鳴りとよく似た現象にラップ音があります。
続いては、ラップ音と家鳴りは別物なのか解説していくことにしましょう。

ラップ音は基本的に家鳴りと同じだと言われることが多いです。
しかし、構造体から発している音ではなく、心霊現象だと考えている人もいます。
その他にも、現実世界とは違う空間が生まれたことで発生した音だと説明される場合もあります。
明らかに家鳴りではなくラップ音で、それがとても激しいと困ってしまうものです。
もし特定の部屋から激しいラップ音が鳴るなら、いったんその部屋から出るようにしましょう。
家全体でなっている場合は、その家から出るようにしてください。
また、怖がると幽霊は寄ってくると言われているので、怖い気持ちを吹き飛ばすために面白い番組や動画を見て笑うのも効果的です。

 


家鳴りとラップ音はよく似ているので、その判別は難しいことが多いです。
だからこそあまり神経質になったり、怖がったりしないようにするのが良いでしょう。
どうしても音が気になってしまう場合は、家の劣化が進んでいる可能性もあります。
そのため、専門家への相談も検討するようにしましょう。